「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
マンガでわかる 休職サバイバル術 加藤高裕 著、ミヨシ 漫画 主婦の友社 2022年11月発売 |
書評
今回は『マンガでわかる 休職サバイバル術』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- 会社に行きたくない
- 休職したいけど不安
- 復職する自信がない
繊細さに悩む妻。
責任感と義務感が強く、まじめな心配性タイプ。
頑張り過ぎて体調を崩し休職。
そんな時に出会いました。
「べき思考が強く、自分に厳しい」
「才能に溢れてるのに、自己肯定感が低い」
そんな彼女の支えになりたいと強く決意しました。
あれから17年。
この本には「もっと早く知りたかった休職中のノウハウ」が詰まってます。
「どうやったらもっと力になれるんだろう」と悩んでいた頃の自分に届けたい一冊です。
2.ゴールは「復職」ではなく「定着」
印象的だったのは、著者の加藤先生の実績。
「復職率9割」ではなく「定着率9割」であることに感銘。
わたし自身も「病気や体調不良で思うように働けない」と悩む人から相談を受けてきました。
その中で「復職するも、しばらくするとまた働けなくなってしまう」と悩む人が多いことを知りました。
この本では
① 働けなくなる原因
② 頼れるサポーター
③ 休職までのステップ
④ 休職中の過ごし方
⑤ 復職準備
⑥ 職場定着
と順を追って、分かりやすく解説。
焦らずゆっくりと地盤を固めるように寄り添ってくれます。
高い定着率に納得です。
3.休職は「マイナス」じゃなく「アップデート」
心も体も疲れ切っているのに、頑張り続けてしまう人が多くいます。
そんな人たちが口を揃えていうのは「迷惑かけてしまうから休めない」。
ひとり休んで会社がまわらないのは「個人」ではなく「組織」の問題。
でも、まじめで責任感が強い人ほど「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い詰めてしまう。
さらに、追い討ちをかけるかのように
「休職したら、キャリアを棒に振る」
「家族に負担をかける」
「収入がなくなったらどうしよう」
といった不安が襲ってきます。
この本は、そんな不安をひとつひとつ取り除いてくれます。
そればかりか、休職は「マイナス」じゃなく、自己理解を深めて才能を引き出す「アップデート」と教えてくれます。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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