「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝 著 アスコム 2023年3月発売 |
書評
今回は『自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- 毎日嫌なことばかりでつらい
- 過去をずっと後悔している
- 生きているのがしんどい
愛する妻は繊細さん。
日常の嫌なことばかりが目についてつらくなったり、「あの時、こうしていれば違ったのかなぁ」と過去の後悔が頭をグルグル。
また、相手の何気ない言葉に傷ついて「生きているのがしんどい」とつぶやくことも…。
そんな妻とずっと寄り添ってきました。
この本は、わたしの妻と同じように「振り回されてつらい…」と悩んでいる人に届けたい一冊です。
2.ゴールは「つらさを手放して、もっとラクに生きる」こと
この本の特徴は、知らず知らずの内に「自分自身で作り出してしまう壁」を取り払うヒントが詰まっていることです。
仏教をベースにいうことで「難しいのでは…」と最初は構えていました。
しかし、相談事例や例えを交えて、とても分かりやすく解説してくれているのでスーッと内容が入ってきました。
「生きているうちに墓穴を掘れ」と読んだとき「えっ!?」と最初は思いましたが、「死を意識すると、『いつか自分はここに来るんだ』という自覚が芽生え、残された人生を無駄にせず、一日一日を一生懸命生きねばならないという覚悟が決まる」(p118)と説明されてすごく納得。
視界が晴れた気がしました。
3.目指すのは「自分の心に振り回されない方法を身につけること」
「心に生じるすべての苦しみは『あなたの頭の中の妄想』から生まれています。じつは、そこに他人は関係ありません。」(p4)という言葉にハッしました。
「全部○○のせい」
「わたしは悪くない」
「あの人さえ変わってくれたら」
そんな言葉をよく耳にします。
でも、他人はコントロールできません。
また、たとえその人が変わっても「他の誰かのせい」が始まってしまいます。
この本は「他人に振り回されてしんどい」ではなく「自分に振り回されてしんどい」と気づくことがはじめの一歩であることを教えてくれます。
そして、そこから自分のペースで歩いていけるように寄り添ってくれる、そんな一冊です。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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