「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
「自分の感情」の整えかた・切り替えかた 高井祐子 著 大和出版 2022年5月発売 |
書評
今回は『「自分の感情」の整えかた・切り替えかた』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- 落ち込むと立ち直るのに時間がかかる
- イライラが募って、つい怒鳴ってしまう
- すぐ緊張したり、焦ったりしてしまう
初就職は建設会社。
現場監督見習いとしてスタート。
右も左も分からず失敗ばかり。
失敗する度に落ち込んでストレスを溜める毎日。
また現場の遅れや予期せぬトラブルにイライラ。
優しくありたいのに、厳しく当たってしまい罪悪感。
ストレスと罪悪感で月曜日が来るたびに「現場に行きたくない」と思ってました。
この本を読みながら、「感情をもっと上手にコントロールできるようになりたい」と呟いていたアノ頃の自分を思い出しました。
この本は「穏やかな心で生きたい」と願う人におすすめしたい一冊です。
2.ゴールは「考えかたやとらえかたを変えて、自分の心を穏やかにする」こと
この本の特徴は、いま話題の「認知行動療法」に加えて、生活を見直す「生活臨床」が取り入れられていること。
考えかたや捉えかたで「心」にアプローチして、生活を見直すことで「体」にアプローチする。
「この2つのどちらかが欠けても上手くいかない」と教わって目から鱗。
振り返ってみると「考え方を変えなきゃ」と焦って失敗、できない自分を責める悪循環。「生活臨床」の部分がすっぽり抜けてました。
後に、体調不良になった妻に寄り添うために、建設会社から設計事務所に転職。
でも、結果的には自分の為にもなりました。
時間にゆとりができて、朝日を浴びたり、ランニングしたり、散歩に出かけたり、心に穏やかさが戻ったのはこの時でした。
とは言っても、転職には勇気がいります。
この本では「考えかたやとらえかたを変えるステップ」、「生活習慣をととのえるステップ」と、順を追って詳しく解説。
ゆっくり自分のペースでワークをこなすことで、きっと穏やかな心を取り戻せるはず。
3.目指すのは「傷つかない強い心」ではなく「傷ついても立ち上がれる心」
85もあるセルフケアワークに圧倒。
正直、最初は「大変そう」と思いました。
でも、いざページをめくってみると、すぐにできるものばかり。
特に第2章の「いつもの言葉を変えてみる」はハードルが低くてオススメ。
「~とはかぎらない」
「まぁ、いっか」
「ヘルプお願い」
など、試しに言ってみただけでも肩の力が抜けていくのを感じました。
著者の高井先生が大事にしているのは「継続」。
だからこそ「ムリなく続けられそうなラインナップ」。
痛みやストレスに耐えられるように「強くならなきゃ」と思って生きてきました。
でも必要なのは強さじゃなくて“また立ち上がれるしなやかさ”でした。
「ムリに強くなろうとしなくていい」
「考えかた・捉えかた・生活習慣の3つがととのえば、自然と折れない心が手に入る」
と教えてもらって、とっても心がラクになりました。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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