応援いただいている皆さまに、私たちがどのような信条にもとづいて「メンタル本大賞®」の活動を行っているのかをお伝えしたいと思います。
活動における信条
1.本業を妨げない |
自分の生活、十分なプライベートな時間が確保されてこその活動である。 |
2.楽しむことを心がける |
この活動により実行委員がプレッシャーに感じるのは本末転倒である。 |
3.協力をお願いする相手の「しんどい」を極力控える |
出版社、著者、選考委員などの「メンタル本大賞®」の活動に関わる全ての人(実行委員も含む)に対して何かをお願いする際、原則期限をもうけず、極力催促も控える。ただし、ご回答いただける目安の確認は行いつつ、相手の状況を最大限配慮して進める。 |
実行委員会は社会貢献(設立趣旨)をめざしていますし、将来展望も思い描いてはいます。しかし、実行委員は過去に苦しんだ経験がある当事者でもあります。
私たちが日々肝に銘じていることについても、あわせてお伝えしておきたいと思います。
活動において肝に銘じていること
活動を通じて「もう少し早くレスポンスが欲しい」と感じることは、実行委員会内のやり取りに限らず、正直感じることがありました。
当初は早い段階で、順調に集客が進んで協力者が増え、コンテンツがより充実しているのではないかと考えておりました。
しかし、実態は前述の通りです。想定の甘さは否めません。
ただ私たちの気持ちは「この活動は一部の犠牲を伴ってまでする活動ではない」との思いで一致しています。
私たち実行委員は「生きづらさ」の克服者ではありません。この先、また苦しみのどん底に陥り、助けてもらう立場になることだってあり得るのです。
幸い私たちは今、少しだけ元気なので、自分たちが病んでしまわずに済む形で、仲間と一緒に寄り添い、助け合えないか・・・
それくらいの気持ちと謙虚さで、焦らず、じっくりとこの活動を続けようとしています。
「がんばらなくても死なない」
「あなたの大切な人を守れるのはあなただけ」
「あやうく一生懸命生きるところだった」
「人生は60点で合格」
「大ざっぱに笑って生きていこう」
これらのフレーズは「メンタル本大賞®2021」ノミネート作品で発せられているメッセージです。
私たち実行委員は、これを地でいきたいと考えています。
苦しんだ経験のない人からは「そんなにゆるい活動でいいのか」と言われるかも知れませんが、苦しんだ経験のある人や現在進行形で苦しんでいる人には、これらのメッセージを賛同をもって受け止めていただけるかも知れません。
負け惜しみと捉えられても仕方ありませんが、この活動は実行委員にとっての仕事ではありません。善意のボランティア活動です。
互いに元気な時だけ、交代で可能な範囲で助ける側にまわれるような、そんな活動をしていけたらと考えています。
このゆるさ、気軽さに共感いただけたら、Twitter、Facebookもしくはお問い合わせフォームにてお気軽にメッセージをお寄せください。
一緒にこの活動を育てていただけるメンバーからのメッセージもお待ちしております。
今、実行委員会がコンタクトしたい方
医者・臨床心理士・カウンセラー・セラピストなどのメンタルヘルスに携わる専門家の方 |
「メンタル本大賞®」の選考委員としてご協力いただけませんか? |
メンタルヘルスの本を読み漁っている方 |
心が楽になるオススメ本を教えていただけませんか? 了承が得られれば、著者や編集者の方にインタビューできる可能性があります。 一緒に良書を広めるお手伝いをしていただけませんか? |
サイトプロモーション(SEO対策など含む)、マーケティングが得意な方 |
WEBサイト作成(サーバー、WordPressの知識)に詳しい方 |
イラストやデザインが得意な方 |
本の図解が得意な方 |
法務・経理業務に詳しい方 |
その他、「メンタル本大賞」の活動に興味がある方、ご意見がある方 |
実行委員の思いが伝わる取材記事
noteで出版業界や本にまつわるニュースやインタビューを掲載している『明るい出版業界紙』(ライツ社)から「メンタル本大賞®」の取り組みについて取材を受けました。
(取材記事)
うつから復帰。
「今、苦しむ人の役に立ちたい」
メンタル本大賞設立の裏側
ロングインタビューですが、ご興味がおありの方はぜひお読みください(以下抜粋)。
成瀬: 夢のような話をたくさんしてしまいましたが、じっくりと慌てずにチャレンジしていきたいですね。極論を言えば、同じようなことを他のプレイヤーが真似したり、先行してやってくれてもいいと考えています。ビジネスをしたいのではなく、結果として元気になる方が増えるといいな、という思いですね。
出典:『明るい出版業界紙』(ライツ社)
弥永: 今苦しい人や引きこもってうつで外に出れない人がメンタル本大賞のサイトで自分が楽になる方法を見つけて、もらって。それで回復したら今度は自分が助ける側に回ってくれたり、本が読めるようになって、出版業界が活性化したらいいなって。
出典:『明るい出版業界紙』(ライツ社)
改訂:2022年1月26日
初掲:2021年3月23日