繊細さんながらも生き生きと音楽活動を続ける妻を支えつつ、ビジネスコンサルタントとして本場アメリカMBAの経営知識やストレスフリーなライフスタイルを発信中のけけさまより書評をお届けします。
誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド ハラユキ 著/星野概念 監修 KADOKAWA 2023年11月発売 |
書評
今回は『誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- やる気が出ない
- 浮き沈みが激し
- ワケもなく涙が出る
現場監督として就職して半年。
いきなり現場を任されて戸惑い。
右も左も分からず職人たちから怒鳴られる日々。
ミスをするたびに自分を責めては落ち込んでいました。
夢の中でも仕事。
ふと目が覚めるとワケもなく涙が出る夜も。
この本は、そんな「メンタルがもう限界…」と感じていた頃の自分に届けたい一冊です
2.ゴールは「メンタルクリニックへの心の壁を消す」こと
この本の「うつ」に対する偏見を取り除いて、メンタルクリックへの行くことへのハードルを下げてくれます。
「死について何度も繰り返し考えてしまう」「妄想や幻覚、幻聴がある」とまではいかなくても「眠れない」「食欲がない」「やる気が出ない」「すぐに落ち込む」といった経験は誰でもあるはず。
わたしもたくさん心当たりがあります。
「その症状に困っていてまわりに相談する人がいなければ、医療機関に行っていい」というメッセージを読んでメンタルクリニックへの心の壁が消えていくのを感じました。
「辛いけど、クリニックに行くのはちょっと…」と感じている人にぜひ届いて欲しいメッセージです。
3.目指すのは、自分に合ったセルフケアを見つけること
「うつ入門書」といっても活字が多くて読むだけで疲れてしまう本もあります。
しかし、この本はマンガだからリラックスして読めます。
しんどいときは字を読むのもつらいもの。
この本ならムリなく読めるのでオススメです。
また著者の実体験を通して「合うものや合わなかったもの」「疑問に思ったことや悩んだこと」を赤裸々に語ってくれています。
そのおかげで「これなら自分もできそう」や「悩んでいるのはわたしだけじゃなかった」ときっと感じてもらえると思います。
この本を手に取る方が自分に合ったセルフケアの見つけることができますように。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitter(現X)を開始後、本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はビジネスコンサルタントとして、Xと公式LINEで本場アメリカMBAの経営知識やストレスフリーなライフスタイルについて発信中。