「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
がんばらにゃい生きかた Jam 著 笠間書院 2022年5月発売 |
書評
今回は『がんばらにゃい生きかた』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- 「がんばらなきゃ」が口ぐせ
- いつも不安でいっぱい
- 文字を見るだけで疲れる
「どうしていつも厳しい道ばかりを選ぶの?」
母に何度も言われてきた言葉。
15歳のときに白血病でなくなった父は工務店を経営者。
休みなく働いても利益はわずか。
お人よしの父は、自分はいつも後回し。
無休無給で働いていたことも。
だからこそ、同じ建築業界に入ると告げたときに母は反対。
一度決めたら倒れるまで止まらない性格。
現場では、ほぼ年中無休。
さらに睡眠時間を削って建築士の資格勉強。
3年間で、ストレスと疲労でボロボロになりました。
この本は「がんばらなきゃ」と自分を追い詰めていた、あの頃の自分に届けたい一冊です。
2.ゴールは「パラパラめくるだけで、気持ちがラクになる」こと
この本の特徴は、なんといってもかわいいイラスト。
心が疲れているときは、文字を見るだけで疲れてしまうもの。
だから、著者であり、漫画家でもあるJamさんが取り組んだのは「トコトン文字を減らす」こと。
選びつくされた文字はどれも心に刺さるものばかり。
でもどれもハードルは低いのでご安心を。
「これならわたしにもできそう」と思えるものばかり。
「文字はとても読めそうもない」そんなときは、イラストを見るだけで癒されます。
しかも、どのイラストもユーモアであふれていて思わず「クスッ」となって、心が明るくなります。
心が疲れたときに、ぜひパラパラめくってみてください。
ほんとに気持ちがラクになりますよ。
3.目指すのは「いつもがんばっている人たちに、心の切り返すスイッチを届ける」こと
がんばり屋さんほど、休日でも仕事モード。
常に、緊張して疲れがなかなかとれません。
そこでJamさんがこだわったのは「気楽さ」。
以下引用です。
今回は、見る人が「さぁ、読むぞ」って構えなくていい本にしたかったんです。
スーツでビシッと決めた人は信頼感が増して安心できるけど、対面する側もしっかりしないとって身構えてしまう。
でも、ラフな私服のときに会うと「自分も気を張らなくていいかな」って気を許せる。
普段着のような、部屋着のようなイメージの本です。
気楽に読んでいただけていたら嬉しいです。出典:『がんばらにゃい生きかた』Jam 著/笠間書院(167ページ)
心が疲れたときは、心のスーツを脱いで、リラックスできる部屋着に着替えましょう。
そして、それを自然とできるように助けてくれるのがこの本。
「心が疲れた…」と感じたときの気持ちの切り替えスイッチにオススメです。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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