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【書評】『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』(評者:けけ/ストレスフリーな働き方)

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「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!

メンタル本大賞®2022 ノミネート作品

この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ
井上智介 著
WAVE出版
2021年9月発売

書評

今回は『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』をご紹介。

1.こんな人にオススメ

  • 厳しい労働条件で体がボロボロ
  • 職場の人間関係で心がクタクタ
  • 「辞めたら同僚に迷惑をかける」と思って辞められない

現場監督時代は、ほぼ年中無休。
強風が吹いただけで「足場は大丈夫かなぁ」と考えて、心がずっと休まる時間がありませんでした。

先輩や上司に「こんなことも知らないのか!」と怒鳴られる毎日…
辞めたらラクになるのは分かっていても「辞めたら迷惑をかける」「収入がなくなるのが心配」「もっと頑張らなきゃ」と考えて一歩踏み出せませんでした。

この本は“体がボロボロ、心がクタクタ”だった“アノ時の自分に贈りたい一冊です。

2.ゴールは“会社を辞める不安や葛藤を解消する “こと

産業医・精神科医として多くの人を見守ってきた著者の井上氏だからこそできる具体的なアドバイスが詰まっています。

① 頑張ってきた自分を認める
② 会社への強い恐怖・不満・自己嫌悪への対処法
③ 疲労・ストレス・病気への対処法
④ 退職の不安がなくなる実例紹介
⑤ 休職時期の過ごし方
⑥ なるべく揉めずに会社を辞めるポイント

というように、順を追って会社を辞めるまでのプロセスについてわかりやすく解説されています。

特に④、⑤、⑥が分からなくて不安な方が多いと思います。
実際にわたしも相談を受けたことがあり「この本がピッタリ!」と感じて紹介してみました。

すると求めていた答えだったようで、とても喜んで頂けました。

3.“会社を辞めたいけど、今後の不安が強くて一歩踏み出せない“人にオススメ

厳しすぎる労働環境・上司からのパワハラ・複雑な人間関係などで疲れ果てて「もう限界」と感じていても、「休みます」というのはとても勇気がいることです。

特に心優しい繊細な人ほど、「お客様や同僚たちに迷惑がかかる」と思って、なかなか休めません。
「罪悪感を感じながら休むよりは、ムリしてでも働く方がマシ」と思っちゃいます。

この本は「自分を責めなくていい」「休んでいい」「会社を辞めてもいい」と語りかけてくれます。

そして、順を追って読んでいくと目の前の霧が晴れて進むべき道が見えてくるイメージです。

「転職できるかな」「収入をどうしよう」「みんなに迷惑をかけてしまう」など、心に抱えた不安や葛藤をひとつずつほぐしていってくれます。

この本を手にとる人たちが、「本当にムリと感じたときは、会社を辞めてもいいんだ」と思えることができますように。

評者プロフィール


けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。

公式サイト・SNS
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