「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
悩み方教室 河田真誠 著 CCCメディアハウス 2021年4月発売 |
書評
今回は『悩み方教室』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- うまくいかないことばかり
- できない自分を責めてしまう
- 心がいつもモヤモヤ
生まれつきの喘息と顔のアザ。
14歳で父を白血病で失い、「自分は疫病神なんじゃないか」思い込んでました。
うまくいかないことがある度に悩み、できない自分を責める毎日。
でもどんなに悩んでも、自分を責めても、状況は何も変わりませんでした。
「うまくいかないことばかり…」と嘆いてばかりいたアノ時の自分に贈りたい一冊です。
2.ゴールは “悩みと親友になる“ こと
著者の河田氏は”質問家“。
人間関係・将来不安・仕事など自身が悩み抜き、幸せを切り開いてきたからこそ書ける ”心のモヤモヤが晴れる8つの質問“、言い換えると幸せな悩み方のノウハウが詰まってます。
正直、「悩まなくて良ければどんなにラクか…」と思ってた時期がありました。
でもその悩み抜いた経験がいま人生の宝になっています。
だから「悩みはうまく付き合うと、本当はいいやつなのだ」という言葉がすごく好きです。
悩みと親友になるための第一歩は悩みへの誤解を解くこと。
本書で紹介されているやりがちな「悩みの7つの勘違い」がコチラ。
① 時が解決する
② アドバイスを鵜呑みにする
③ できない自分を責めてしまう
④ たくさん勉強すれば…
⑤ 周りを変えようとする
⑥ 自分をごまかす
⑦ 「どうせ…」とあきらめる
どれも過去の自分そのもの。
当時は “底無し沼“ にハマったかのようでした。
もがけばもがくほど深く沈んで、脱出の糸口が見つかりませんでした。
この本はわたしと同じような境遇の人に糸をたらしてくれます。
3.問題は「悩み」ではなく、「悩み方」を知らないこと
もっとも感銘を受けたのが「あなたにアドバイスする気はない」という河田氏の姿勢。
悩んでいると早く抜け出したくてすぐにアドバイスが欲しいと思ってしまいがち。
でも自分で解決方法を見出せないと何度も同じ問題で悩み続けることになってしまいます。
だから本書では悩みの解決方法ではなく、“悩み方” を丁寧に解説。
8つのステップにしたがって自分と対話していくことで、驚くほど心がスッキリしますよ。
河田氏が長年の研究のすえにたどり着いた質問効果を高めるルールがコチラ。
① どんな答えでもいい
② 答えが出なくてもいい
③ 答えは紙に書く
理想の答えを出そうとしたり、答えが出てこない自分を責めていたアノ頃の自分に届けたいルールばかり。
愛する娘たちには「どんな答えでもいいよ」「答えが出なくっていいよ」って伝えていきます。
この本を手にとる人たちが、“悩みと親友” になって幸せな人生を送れますように。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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