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【書評】『ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法』(評者:けけ/MBA経営コンサルタント)

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繊細さんながらも生き生きと音楽活動を続ける妻を支えつつ、ビジネスコンサルタントとして本場アメリカMBAの経営知識やストレスフリーなライフスタイルを発信中のけけさまより書評をお届けします。

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ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法
松浦秀俊 著/高江洲義和 監修
秀和システム
2024年9月発売

書評

今回は『ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法』をご紹介。

1.こんな人にオススメ

  • 転職や休職を繰り返している
  • 気分の浮き沈みサイクルが長い
  • もう、会社員として働くのは難しいかも…

繊細な妻はよく気がつきます。
仕事も丁寧なのでとても職場でとても信頼されていました。
しかし、気遣いから疲れてしまい、感情の浮き沈みが多く、そして長くなっていきました。
「もう、会社員として働くのは難しいかも…」と打ち明けてくれた日のことを今でも鮮明に覚えています。
この本は、そんな「もう、会社員として働くのは難しいかも…」と感じている人に届けたい一冊です。

2.ゴールは「自分トリセツをつくる」こと

人生は谷あり山あり。
感情の浮き沈みは誰にでもあります。
のみ込まれそうなほどの大きな荒波が来ることも。
そんな波をあらかじめ予測し、対象方法を備えておく。
そうすることで「波から受ける被害を最小限にとどめて穏やかに働き続けることができる」とこの本は気づかせてくれました。
そこで活躍するのが自分トリセツ。
ワークを順番にやってくだけでカンタンに作れます。
ぜひお試しください。

3.目指すのは「自分らしい生き方」

双極症と10年以上付き合ってきた著者が感じた葛藤、それは「ずっと気分を抑え続けていけなきゃいけないの?自分は人生を楽しんじゃいけないの?」というものでした。
長年悩んだ末にたどり着いた結論は「諦めるのではなく、自分の症状をセーブしながら小さなステップを積み上げる」。
そうすることで「双極性とうまく付き合いながら自分らしく生きられる」と著者自身の生き方で証明してくれています。
読むと希望と力が湧いてくる一冊です。

評者プロフィール


けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitter(現X)を開始後、本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はビジネスコンサルタントとして、Xと公式LINEで本場アメリカMBAの経営知識やストレスフリーなライフスタイルについて発信中。

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