実行委員紹介・推薦作品 PR

【美橋サキ】ライター紹介

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

※現在、実行委員会の活動は行っておりません(2022年3月)。

プロフィール

美橋サキ(みはし・さき)
看護師ライター

看護大学卒業後、大学病院・精神科病院・精神科訪問看護で看護師として働く。ある日、自身の真っ黒な履歴書を見て「生き方を変えたい」と思い、看護師の枠を越えた活動を行う。舞台ダンサーやフードコーディネーターなど、パラレルワーカーとして働くが上を目指すスキルも人間力もなく諦める。現在は某クリニックに勤めながら、看護師ライターとして医療系記事の執筆中。趣味は読書、料理、美術鑑賞。特技は時間を忘れてソファーで動画を観ること。

公式サイト・SNS
Twitterアカウント @satsulow
みはしのおと

メッセージ

メンタル本大賞を知ったとき、発起人の成瀬さんにすぐメールをしました。

というのも、生きづらさで悩む人のために、わたしにもできることがあるのではないかと感じたからです。

がんばっているつもりなのに、報われる感じがしない。こころに穴があいているのか、なにをやっても満たされない。そう感じながら生きている人は、少なくないハズです。もちろんわたしも、そのひとり。

ポジティブなことばに救われることもあれば、傷つくこともありました。それは本も同じです。

誰かを助けるハズのことばが「簡単に言うけれどもさ」と次のページをめくることもなく、閉じておしまいとなる。できない自分を責めて、本がイヤになる。そのようなミスマッチを防ぐ存在が、メンタル本大賞です。今後、大きな役割をもたらしてくれると信じています。

生きづらさは簡単に消えませんし、なかったことにできません。ですが、ネガティブな気持ちに飲み込まれずに生きていくことはできます。

あなたを助けることばは、たくさんある。
みんなで一緒に見つけませんか。

メンタル本大賞の活動を通して、気持ちがふと軽くなる、お手伝いができればと思っています。

おすすめ作品

ウィニー・ザ・プー
アラン・アレクサンダー・ミルン 著/阿川佐和子 訳
新潮社

おすすめする理由

ディズニーでおなじみ、くまのプーさんの原作本です。まぬけなプーさんと仲間たちに笑ってしまい、ついつい誰かに話をしたくなります。

プーさんが登場したのは1925年のクリスマスイブ。イギリスの新聞社が子供たちへのプレゼントと発表したのがはじまりです。

この本は、教訓や風刺をこめたお話ではありません。自分に読み聞かせをするつもりで読んでほしいのです。というのも、プーさんのモデルは著者の息子ロビンのお気に入りであるクマのぬいぐるみ。物語の誕生の背景だけで「素敵な世界だ!」と思いませんか?幼いときに、読み聞かせの物語に自分の名前が登場したときのうれしい気持ちがひょっこり現れてくるかと思います。

平和でのほほんとした世界に、ただ癒されてほしい。そして、誰かに話して笑いあってほしいです。「こんなまぬけなクマの話があるんだけれどさ」というように。そんな気持ちをこめて、ご紹介しました。

マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう
澤田智洋 著
ライツ社

おすすめする理由

「なんで自分はこんなに弱いのだろう」そう落ち込んだ経験、ありませんか。

私たちは生まれたときから誰かと競争してきました。かけっこやテストの点数、部活のレギュラーや受験勉強。就職活動や仕事のポジションに、バレンタインのチョコの数。常に誰かと比較し、されてきましたよね。自分が勝てばもちろんうれしい。けれども、負けた時は悔しくて、限界を知って、悲しくて、自分は大した価値のない人間だと、挫折を味わってきたのではないでしょうか。

今までは自分の強みを活かし、社会に貢献できる人が素晴らしいとされてきました。もちろん、強みはPRすべきです。ただ、強みがあれば弱さもある。隠してきたあなたの弱さは、誰かの弱さでもあると、気づかせてくれたのがこの本です。

誰かの強さと組み合わせれば、社会はより豊かになる。自分の弱さが、怒りや悲しみが、コンプレックスが誰かを助けるかもしれない。そう考えたら、弱い自分も悪くないと思えるのではないかと思い、紹介いたしました。

医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる
藤川徳美 著
方丈社

おすすめする理由

力強さを感じるタイトルから想像できるかと思いますが、この本は気持ちが前向きな時におすすめです。やっぱり薬は飲まなくていいんだ!と早合点しないでくださいね。

こころとからだがある程度落ち着いているタイミングで読んでほしいなと思います。調子がいまいちなときに薬や治療を中断することほど、回復に時間がかかることはないので。とはいっても、食事を見直すことは健康的なメンタルを保つのに大切です。すべては取り組めなくても、自分で自分のからだを守るという意識は大切だなと実感したため、今回推薦いたしました。

「がんばるぞ!」という気持ちが高まっているときに、背中を押してくれる本だと思います。

編集者さま(方丈社)インタビューはこちら
コラム「食事で心を整える?栄養バランスについて」

書影は版元ドットコム様サイトに掲載されております画像を指定ルールに則って利用させていただいております。版元ドットコム様サイトに掲載されていない作品については、事前に出版社様の了承を得て掲載しております。

このページがお役に立ちましたら
上のハートマークを押してください。
当サイトは、日常生活において「しんどい」「生きづらい」と感じている方向けに【心が楽になる】書籍のご紹介を目指しておりますが、お読みになる方の悩みや状況の改善をお約束するものではございません。ご自身の責任においてご利用ください。
プライバシーポリシー・免責事項

こころの病気は誰にでも起こります。
不調やストレス症状が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関やカウンセラーに相談してください。

相談できるところはたくさんあります。
厚生労働省|みんなのメンタルヘルスには、相談窓口や医療機関についての情報が掲載されていますのでご参考ください。