「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 F太、小鳥遊(共著) サンクチュアリ出版 2020年4月発売 |
書評
1.こんな人にオススメ
- ひとりで悩んで抱えてしまう
- いつも不安で自信が持てない
- 「自分はダメだぁ」と責めてしまう
初就職はゼネコンへ。
新人研修はなく、いきなり現場。
プロフィールにも書かせていただきましたが、ほぼ年中無休で、先輩と職人さんたちからも怒られてばかりでした。
半年後に現場責任者になると、ストレスで胃が痛くなりました。
この時期は夢でも仕事してました。
寝る間を惜しんで勉強⇒ミスという悪循環。
自己肯定感ガタ落ちで涙が止まらない夜もありました。
この本は「自分は要領が悪い…」と思い込んでたアノ時の自分に贈りたい一冊です。
2.ゴールは“毎日会社に安心して通い続けられる“ようになること
他の仕事術の決定的な違いはゴール設定です。
つまりライバルに差がつけられることに焦点を当ていません。
”会社に居場所がない”と感じていた著者のF太さんと小鳥遊さん。
同じような悩みを持つ人たちが、安心して仕事できるようにとの願いを込めて書かれました。
彼らが悩んで末にたどり着いた「仕事」も「人生」もラクになるコツがぎっしり詰まってます。
たとえば
「段取りが苦手」
「苦手なモノは先送りしちゃう」
「ミスが多い」
「コミュニケーションが苦手」
など、それぞれの悩みに合わせた対策が紹介されています。
苦手な人目線なので、とにかく分かりやすい!
しかも共感できるものばかりです。
悩んでいる本人にとっては「仕事でヘマして、そのうち居場所がなくなってしまうんじゃないか」という恐怖で毎日いっぱいではないかと思います。
そんなあなただからこそ、伝えたいのです。過去の私に「あるある」と共感したなら、「やり方次第でカバーできる」可能性が高いことを。
出典:『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』F太、小鳥遊(共著)
/サンクチュアリ出版(p3)
仕事に苦手意識がある方は、この本を読むだけで「あっ、自分だけじゃないんだ」と分かってホッとすると思います。
仕事術というと教わるイメージが強かったですが、この本は「寄り添う」イメージです。
3.メンタルが疲れたときにオススメ
メンタル本大賞の視点からいうとココが一番重要なところだと感じています。
メンタルが疲れやすい人はマジメな頑張り屋さんがほんとに多いです。
もっと成長しなきゃと思って自己啓発書を手に取る
→ 出来ない自分にがっかりしてしまう…
そんな経験がある方にはこの本をぜひオススメしたいです。
大事なのは自己啓発より自己肯定。
「気分がのらない…」
そんな日は自分を責めずに、ページ番号横のつぶやきコーナーを見て欲しいです。
「あるある!」って頷いたり、クスって笑って癒されます。
メンタルが無敵な人なんていません。
自分を責めずにはどうやって環境を変えられるか、それを寄り添いながら気づかせてくれるそんな本です。
どうか心が軽くなりますように。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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