2022中高生向け PR

『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(【中高生向けセレクション2022】「ペイフォワード文庫」)

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【中高生向けセレクション2022】作品紹介

『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』

10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方
増田史 著
ナツメ社
2021年8月発売

この作品は、メンタル本大賞実行委員会が「ペイフォワード文庫」(大人が中高生に読んで欲しい本を書店を通じてプレゼントする “恩贈り” の取り組み)への参加にあたり、ベスト5に選んだ作品です!

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実行委員会コメント

<実行委員会コメント>

著者は、精神科医で2児の母。

「とくに中高生の頃が一番しんどかったと思います。自分は何のために生きているんだろう、という思いがずっとありました(中略)今でも大変打たれ弱く、精神科に通院していた時期もあり、定期的にカウンセリングにも通っています」

と冒頭(はじめに)に打ち明けられ、驚きます。

このような境遇を惜しげもなく語る著者について、「本を書く(アドバイスする)資格がない」と思うか、「え?どうやって大人に(精神科医に)なったんだろう」と思うか、意見は2つにわかれると思います。

私は前者の方も含めて皆さんに伝えたい。

つらい経験をしてきたからこそ、今まさにその真っ最中にいる皆さんの気持ちが痛いほどわかり、偉そうにアドバイスをするということではなく、寄り添うことができるということを……。

この本の構成は次のとおりです。

第1章 しんどさの理由を知ろう
第2章 しんどさの原因から自由になろう
第3章 しんどさを手放しラクに生きるスキル
第4章 SOSを出すスキル
Q&A そのしんどい悩み、お答えします!

今まさにしんどくてたまらない状況にあるときに一番大切なのは、「SOSを出すスキル」だと思います。

でも「誰にSOSを出すか(出せるのか)」も大切なこと。

第3章では「PCOP(ピーコップ:Psychological Crisis Coping Plan)」と呼ばれる「心のお助けノート」の書き方についても触れています。

「生きたい理由」や「死なない理由」をあらかじめ元気なうちに書いておき、落ち込んだときにすぐに見られるようにしておく……

つらいときにサポートしてくれそうな人(少しでも孤独が晴れる人、心が和んだり元気をもらえる人、何でも否定せずに聴いてくれる人、嫌なことを忘れさせてくれる人など)を書いておく……

など、これだけ相談できる人がいると思うだけで安心感がわくといった効果もあるようです。

今は気休めにしか思えないかも知れませんが……。

大人になる前にSOSの出し方は身につけておいて欲しいと心から願います。

作品は文字も大きめでイラスト・漫画が随所に挿し込まれていて、読みやすいと思いますので、できれば少しでも元気なうちに手に取って欲しいと思います。

著者メッセージ

もしこの最後のページから読んだ人がいれば、まず第3章の「お助けノート(PCOP)」を作ることだけでもやってみてください。

これは海外で研究成果が出ているものを日本版にアレンジしているものです。
よかったら、ここだけでもやってみてください。

出典:『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』増田史 著/ナツメ社(p220)

心理的危機対応プラン「PCOP」(ピーコップ)を活用してみませんか

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