「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
「会社行きたくない」気持ちがゆるゆるほどける本 加藤隆行 著 小学館クリエイティブ 2021年4月発売 |
書評
1.こんな人にオススメ
- 「会社に行きたくない…」
- いつも不安で自信が持てない
- まわりに気を遣いすぎて疲れちゃう
正直、20代は休みが苦手でした。
理由は月曜日からまたちゃんと働けるかが不安だったから。
ミスするたびに「自分はダメだ。もっと頑張らなきゃ」と思い込んで自分を追い込んでました。
だから一回糸が切れてしまうともう元には戻れない気がして、不安でしかたがありませんでした。
この本は
「逃げちゃいけない…」
「迷惑かけちゃいけない…」
と自分を縛ってた頃の自分に贈りたい一冊です。
2.ゴールは “ちょっと明日がラクになる” こと
「どうしようもない自分」
「めんどくさい上司」
「ややこしい部下」
など、人間関係で悩んでいる人が多いと思います。
わたし自身も長い間悩んできました。
なかなか解決策が見当たらず、四苦八苦してました。
その解決策こそが「自己肯定感」。
この本では60ものケーススタディから自己肯定感を上げる方法を学べるようになっています。
たとえば
「どうしても仕事が断われなくてドツボにハマってしまう」
「言い訳ばっかりの部下にウンザリ」
「常に不機嫌で威圧的な上司」
など、思わず「あるある!」とうなづきたくなるケースばかり。
「本は苦手…」という人は目次を見て、自分の悩みと合っているのだけ読めば大丈夫。
ちょっと明日がラクになるヒントがちりばめられていますよ。
3.会社行きたくなるのに必要なのは「ゆるし」
わたしは「自己肯定感は心の免疫力」だと考えています。
“免疫力が下がる→ストレスウィルスによって心の体調が悪くなる”
というイメージ。
現場時代は口には出さなかったですが、毎週月曜日になると「仕事に行きたくない…」と思ってました。
まさに免疫力ゼロでした。
この本は、心の免疫力の特効薬が「ゆるし」と教えてくれます。
「ゆるし」って固い言葉だけど、「ま、いっか」「しゃーない」って肩の力を抜いて、ありのままを受け入れて肯定すること、って考えてもらえたらいい。上から目線で「お前をゆるしてやる」みたいな堅苦しいものじゃないんだよ。
出典:『「会社行きたくない」気持ちがゆるゆるほどける本』加藤隆行 著/小学館クリエイティブ(p207)
この言葉を読んだとき、高いと感じてた「ゆるし」のハードルが下がって、気持ちがゆるゆるほどけていきました。
まるで「大丈夫。もう自分を責めなくていいよ」と言われているかのようでした。
メンタルで悩む人は、心の優しい繊細さん。
どうかありままの自分をまるっと認めてゆるせるようになりますように。
そしてちょっと明日がラクになりますように。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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