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【全国の学校図書館・保健室へ】生きづらさを感じる小学生に〈自己肯定感〉を育む本を
「どうせ自分なんて」と思う君に、知っておいてほしいこと 名越康文 監修/加藤隆行 文 小学館クリエイティブ 2023年8月発売 |
書評
今回は『「どうせ自分なんて」と思う君に、知っておいてほしいこと』をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- 「きっと自分が悪い…」と自分を責めてしまう
- いつも不安で自信が持てない
- 自分を好きになりたい
生まれつきの顔のアザと喘息。
小学校時代は病弱で学校は休みがち。
「みんなと違う」という理由で仲間外れにされたり、いじめられたり。
「どうせ自分なんて誰からも好かれるはずない。家にいる方がずっとラク」と思っていたこともありました。
この本は「周りの人と比べたり」「自分はダメだと責めたり」してばかりいた頃の自分に贈りたい一冊です。
2.ゴールは「自分が自分の味方でいる」こと
著者の加藤先生は心理カウンセラー。
「自信がない」「自分を好きになれない」と悩む人の相談を多く受けます。
「共通点は、自分で自分にひどい言葉をかけていることです」と説明されてハッとしました。
「みんなと同じことができない」といつも誰かと比べたり、何か失敗したりする度に「なんて自分はダメなんだ」といつも自分を責めていた頃の自分の姿が浮かびました。
自分を責めても、自信を失い、どんどん自分を嫌いになってしまうだけ。
そんなときは、先生の「自分と一生いっしょにいるのは自分だけです。だから、あなたが、あなたのいちばんの味方になってあげてください。」という言葉を思いだして欲しいです。
3.「自分がどんな人か」は自分で決めていい
加藤先生は体が弱く、学校のみんなと一緒にできないことが多くありました。
「できない」と先生に伝えると「エゴイスト」「みんなに迷惑をかけるな」と言われてひどく傷ついたそうです。
わたしも似たような境遇だったので、「やりたくてもできない」辛さがよく分かります。
わたしのもとにも「病気でみんなと同じようにできない。仕事ができなくてはがゆい」という相談がきます。
この本は小学生に向けて分かりやすく書かれた本です。
でも年齢に関わらず「できない子」「おくびょう」「泣き虫」など、小さい頃につけられた否定的なレッテルに悩まされている人にぜひ手にとって欲しいです。
「レッテルは自分ではがせる。どんな人かは自分で決めていいんだよ」と優しく背中を押してくれます。
著者・出版社がクラウドファンディングに挑戦中!
【全国の学校図書館・保健室へ】生きづらさを感じる小学生に〈自己肯定感〉を育む本を
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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