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【書評】『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(評者:きょう/製薬会社 主任研究者)

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Xなどでメンタルケアや自分らしく生きる方法を心理学と生科学の視点から発信している きょうさま(製薬会社 主任研究者)より書評をお届けします!

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精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉
精神科医Tomy 著
ダイヤモンド社
2020年2月発売

書評

この本は、特にストレスや不安を抱える人々に向けて書かれており、心の負担を軽くするための具体的なアドバイスが詰まっています。
本書の主なテーマは「手放すこと」であり、Tomy先生は執着や不安を手放すことで心が楽になると説いています。

彼は、他人の期待に応えようとするあまり自分を犠牲にする必要はなく、他人をガッカリさせることも許容すべきだと述べています。
この考え方は、自己肯定感を高めるためにも重要です。

内容は複数の章に分かれており、それぞれ異なる側面から人間関係や自己理解について掘り下げています。

例えば、「他人ってガッカリさせていいのよ」という章では、他人の期待から解放されることの重要性が強調されています。
また、「人間関係って実は改善しなくてもいいの」という章では、人間関係におけるストレスを軽減する方法について触れています。

さらに、「本当に悩むべきことは実はそんなにないのよ」という章では、日常生活で抱える悩みの多くが実際にはそれほど重要ではないことを示唆し、心配事を減らすための視点を提供しています。


本書では、自分のこだわりや固定観念を手放すことでより自由で柔軟な思考ができるようになると述べられています。
研究者の仕事において、固定観念を持たずに新たなアイデアやアプローチを模索する姿勢と重なる部分があり、非常に示唆に富んでいると思いました。

Tomy先生の独特の言葉は、親しみやすく、読者に深い洞察を与えるスタイルが特徴です。
彼の言葉は、心が凹んだときに読むことで、不安や悩みが一瞬で吹き飛ぶような力を持っています。
この本は、心の健康を大切にするための実用的なヒントが詰まった一冊であり、多くの人々に勇気と希望を与えることでしょう。

製薬業界の研究者として、心のケアが身体の健康にも繋がることを再認識させてくれる本書は、多くの人に読んでほしいと思います。

選考委員プロフィール


きょう
静岡県出身。大学院を卒業後、新卒で外資系製薬会社に入社し研究職として勤務。幼少期の家庭事情から心の問題にも強い関心がある。現在は、会社員として創薬研究に携わりつつSNSを用いた情報発信に取り組み、心身の健康に貢献する活動もしている。Xでは「科学的根拠に基づいたメンタルケア」を主に発信中。

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