「ストレスフリーな働き方」を発信しながら “生きがいラボ” の設立をめざしているけけさまより書評をお届けします!
がんばらないことをがんばるって決めた。 考えるOL 著/おさつ イラスト KADOKAWA 2021年11月発売 |
書評
今回は「がんばらないことをがんばるって決めた。」をご紹介。
1.こんな人にオススメ
- がんばりすぎて疲れちゃう
- いつもどこかモヤモヤ
- 理想と違う自分を嫌いになっちゃう
待ちに待った初就職。
待っていたのは輝く自分の姿ではなく挫折の日々。
趣味なんて楽しむ時間はなく、寝ても覚めても現場の心配ばかり。
自分らしさを見失っていつもどこかモヤモヤ。
理想とは180度違った自分が嫌いでした。
この本は“がんばりすぎて体も心もクタクタだった“アノ時の自分に贈りたい一冊です。
2.ゴールは“どんな自分も愛おしく想えるようになる “こと
「誰かに認められたい」と必至にがんばった結果、心が疲れて仕事を休むことになった著者。
彼女の当時の心の描写にただただ共感しました。
なぜなら、新人時代は自分ではがんばっているつもりだったのに、ただただ不幸に直進しているようにしか見えなかったから。
だからこそ、この言葉が心に沁みました。
だから、いっそのこと、がんばらないことをがんばるって決めた。
仕事よりも、寝る時間を確保する。節約するよりも、ちゃんとハーゲンダッツを買う。ビジネス書よりも、小説をたくさん読む。誰かに憧れる自分より、自分が好きでいられる自分になるんだ。
出典:『がんばらないことをがんばるって決めた。』考えるOL 著、おさつ イラスト/KADOKAWA(p3)
この本はがんばりすぎて疲れてしまったあなたに、「休んでいいよ」「甘やかしていいよ」「素直になっていいよ」と優しく語りかけてくれます。
そして捉え方を変えれば、どんなに上手くいかない日々も、どんなにへなちょこな自分も愛おしく想えると気づかせてくれます。
3.理想とのギャップで悩んだときにオススメ
努力すればなんでもできるようになると思って自分に鞭打つようにがんばっていた20代。
久しぶりに会った同級生たちが商社やコンサルでバリバリ活躍する姿を見て、「自分は何をやっているんだ。きっと努力が足りないからだ」と考えてさらに努力を重ねてメンタルはもうボロボロでした。
あのとき必要だったのは、「もっとがんばる」じゃなくて「がんばらないことをがんばる」だったと今では強く思います。
理想とのギャップに悩んだら、ぜひこの本を手にとって、「ムリしてない?」「ガマンしてない?」って自分に問いかけてみて欲しいです。
どうかありのままの自分を好きになるきっかけとなりますように。
評者プロフィール
けけ
40歳2児のパパ。14歳で父が他界し、生きがいを失う。青少年支援活動で出会った子どもたちの笑顔に生きがいを見出し、2年間ボランティア宣教師に。体調不良になった繊細さんの妻に寄り添う為に転職3回。収入4倍で家族時間も確保。同じような悩みを持つ人たちの力になりたいとTwitterスタート。本格運用8か月で1万フォロワー達成。現在はTwitterと公式LINEで”生きづらさ”ストレスを感じている方に向けてストレスフリーな働き方を発信。”自分らしく稼ぐ”を研究する”生きがいラボ”コミュニティ設立を目指して活動中。
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