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【書評】『生きづらいがラクになるゆるメンタル練習帳』(評者:きょう/製薬会社 主任研究者)

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Twitterなどでメンタルケアや自分らしく生きる方法を心理学と生科学の視点から発信しているきょうさま(製薬会社 主任研究者)より書評をお届けします!

メンタル本大賞®2022 ノミネート作品

生きづらいがラクになるゆるメンタル練習帳
バク@精神科医 著
ダイヤモンド社
2021年8月発売

書評

あなたは自分の中に「生きづらさ」を感じていないでしょうか?

私自身は、過去の家庭環境が原因でアダルトチルドレン(AC)であったり、生まれつきのHSP気質や聴覚情報処理障害(APD)を持っていることで誰にも理解してもらえない孤独感、原因が分からないモヤモヤをずっと感じていました。

「生きづらさの正体を知りたい」

そんな思いで心理学や生化学を0から学び始め、500冊近い書籍と出会いました。

そんな私が生きづらさを抱える方におすすめしたいのが、Twitterでも有名な精神科医であるバク先生の書籍『ゆるメンタル練習帳』です。

この書籍には著者がかかえる生きづらさの体験談に加え、専門知識を踏まえたノウハウが40近く載っています。

本書をおすすめしたい理由は、以下の2つです。

1.自分を変えることの難しさを前提にしている

多くのメンタル系の書籍で、「心を楽にするために考え方を変えましょう」「ありのままの自分を出しましょう」こう言った言葉をよく聞きます。

これらは科学的にも正しいのですが、これまでの人生で根付いていた思考を変えることはそれほど簡単ではないですよね。

本書は、「生きづらさを抱える人がいい塩梅で周囲に溶け込む技術」や、「対人関係で誰もが抱えやすいケースの対処法」がこれでもかというほど分かりやすく載っています。

自分の考え方を180度変えなくても、日常にちょっとした意識を入れていくだけで、対人関係の生きにくさはスッと楽になっていくことにも気がつけると思います。

まさに、一つでも多く実践してほしい事ばかりでした。

2.自分の中の生きにくさの正体がわかる

本書に書かれている19個の習慣を読んでいくうちに、自分が生きにくさを生む「習慣」をしていたことに気がつけます。

「でも」「だって」「どうせ」の3Dが口癖になっていませんか?
自分の為にお金を使うことに抵抗をもっていませんか?

そういった、知らないうちに実践してしまう気づきを得ることで自分の人生はずっと生きやすくなってくると思います。

最後に

このようなたくさんの気づきが得られる本書は、今抱えている生きづらさを根っこから変えてくれるとても素敵な本だと思います。

ぜひ、あなたやあなたの周りの方が過去の生きづらさに悩んでいるとしたら、本書を手にとって実践してみてください。

評者プロフィール


きょう
静岡県出身。大学院を卒業後、新卒で外資系製薬会社に入社し研究職として勤務。幼少期の家庭事情から心の問題にも強い関心がある。現在は、会社員として創薬研究に携わりつつSNSを用いた情報発信に取り組み、心身の健康に貢献する活動もしている。Twitterでは「科学的根拠に基づいたメンタルケア」を主に発信中。

公式サイト・SNS
Twitter(@kyoshirok1)
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