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【書評】『がんばらないことをがんばるって決めた。』(評者:實山美穂/書店員)

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新潟県出身作家コーナーなど地元関連書籍の品揃えにも力を入れている文信堂書店 長岡店で文芸書・ビジネス書などを担当している 實山美穂さま(書店員) より書評をお届けします!

メンタル本大賞®2022 ノミネート作品

がんばらないことをがんばるって決めた。
考えるOL 著/おさつ イラスト
KADOKAWA
2021年11月発売

書評

著者は社会人になってから、がむしゃらに働いて、がんばり続けた結果、ココロとカラダが悲鳴をあげたため、休職されていた経験があります。

そんな著者だからこそ説得力のある言葉たち。

“がんばらないことをがんばる”
“生きてるだけで十分えらい”

ということ。

この本は、同じようながんばり屋さんにおすすめです。

新人だから、後輩だから、男だから、女だから、上司だから、先輩だから、正社員だから、派遣だから、独身だから、子どもがいるから、と他にもいろいろな立場でがんばっている人は多いと思います。

さて、この著者のがんばっている、がんばらない方法とは?

仕事帰りの唐揚げ、ご褒美の牛丼、プレゼンの日はカフェラテ、疲れた時のハーゲンダッツなど、一つ一つはささいなことですが、自分を甘やかして、自分を大切にしています。

この本を通して読んでいると、

「今までがんばってきたね、もう、ひとりじゃないからね」

と声を掛けられているようでした。

評者プロフィール


實山美穂(じつやま・みほ)
大学で心理学などを専攻し、卒業後、文信堂書店に入社。文芸書・ビジネス書他担当。文芸書担当を機に本屋大賞エントリー店となり、新書担当を機に新書大賞の投票に参加し、興味の赴くまま御書印プロジェクトにも参加。基本、本を読んで猫と遊んでいれば満足。

公式サイト・SNS
文信堂書店長岡店 Twitterアカウント(@bunshindo_n)
note|御書印プロジェクト(公式)

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