しんどい、生きづらいと感じている方の中には、文字を読むことに負担を感じている方が少なくありません。メンタル本大賞実行委員会では、図解サポーターの方に作成頂いたメンタル本の図解を発行元の出版社の了承を得てご紹介します。
まんがでわかる 最高の体調 鈴木祐、ながみちながる(まんが) 著 発行:クロスメディア・パブリッシング 発売:インプレス 2020年4月発売 |
最高の体調 鈴木祐 著 発行:クロスメディア・パブリッシング 発売:インプレス 2018年7月発売 |
図解ツイート紹介
「最高の体調」を図解しました。 pic.twitter.com/14doYZxGEX
— めんた (@mental_ot) August 14, 2022
図解サポーター紹介
めんた
埼玉県出身。大学を卒業後、新卒で某医療法人に作業療法士として勤務。リハビリテーションに従事している。約10年の臨床経験から、病気を未然に防ぐ必要性を実感。万病のもとになり得る“ストレス”への学びを深めるために、ケアストレスカウンセラーを取得。現在はSNSを用いて「根拠のあるストレス対策」の情報発信に取り組んでいる。
この作品をオススメする理由
20代の頃。仕事に明け暮れて、休日は寝て終わる。
こんな生活が当たり前でした。
平日は全力で働いているのだから、疲労感や寝不足はあって当然。
休日に休めば回復できると思ってました。
しかし、どんなに寝ても残る疲労感。
仕事も振るわず、ミスをすることも…。
どうしたらいいのかもわからず、自己嫌悪になっていたときに出会ったのが『最高の体調』でした。
そして、「本書では『悪いのは自分だ』という考え方を採用しません」という一文に救われました。
ミスが多いのは自分が不注意だから。
太った体は自分の意思が弱いから……。
そうやって自分を責めていませんか?
しかし、本書では、「悪いのは自分だ」という考え方を採用しません。出典:『まんがでわかる 最高の体調』鈴木祐、ながみちながる(まんが) 著/発行:クロスメディア・パブリッシング、発売:インプレス
不調には、必ず原因があります。
本書では、不調の原因と対策を科学的な視点から紐解いています。
今回は、日々の生活で欠かせない「食事」をピックアップして図解を作らせていただきました。
他にも、生活に取り入れやすい内容で具体策が提案されています。
原作も読みやすいですが漫画版も更にわかりやすいので、本を読み慣れていない方にもおすすめの一冊です。
実行委員会コメント
著者は、10万本の科学論文を読破し、600人超の学者や専門医へのインタビューを重ねた科学ジャーナリスト。
執筆の10年前まで「かつての暮らしは不健康そのもの」だと語る著者は、仕事で読んできた論文の中から健康と仕事の生産性に関わるものをピックアップして、片っ端から実行することにより、まさに「最高の体調」を手に入れたといいます。
・朝起きれない
・仕事の集中力が続かなくて作業が進まない
・怒りや不安がコントロールできずに人生が上手くいかない
・つねに体調不良に襲われている
・毎日の暮らしに張り合いがなく空虚な気持ちのまま暮らしている
原著の冒頭に、これらの不調や不満に対する著者のメッセージがあります。
通常、これらの問題は別々に取り扱われます。
やる気がない人には「自己啓発本」、仕事の効率が悪ければ「ビジネス書」、感情のコントロールができない人には「心理学書」、体の不調には「家庭の医学書」といった具合です。
これはこれで効率的なアプローチですが、いっぽうでデメリットも存在します。
それぞれの問題が、あたかも別々の現象であるかのように見えてしまうため、どうしてもその場しのぎの解決策になりがちなのです。出典:『最高の体調』鈴木祐 著/発行:クロスメディア・パブリッシング、発売:インプレス
私たち実行委員会が紹介する本の大半は「心理学書」が多いのですが、現代人が抱える問題の「共通項」をあぶりだし、「文明病」と捉える見方は興味深く、科学的根拠とともに不調を脱する方法を示している本作品が解決のカギとなるかもしれません。
原著は挿し絵もなく、文章が苦手な人には手に取りにくいかもしれませんが、『まんがでわかる』の方はユーモアを交えた楽しめる作品に仕上がっていると思うので、「自己啓発本」「ビジネス書」「心理学書」「家庭の医学書」を複数冊読むよりも効率的に知識が得られると思います。
読んですぐ実践できるかどうかは別問題ですが、どれか一つでも実践できそうなものを見つけて、少しずつ気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。