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【書評】『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』(評者:浜口順子/タレント)

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「メンタル本大賞2021」の大賞・優秀賞作品を読んでくださり、感想コメントをいただいた浜口順子さん(タレント)が今年もノミネート作品の書評をお寄せいただきました!

メンタル本大賞®2022 エントリー作品

もしあと1年で人生が終わるとしたら?
小澤竹俊 著
アスコム
2021年3月発売

このたび発行元のアスコムさまよりお譲りいただきました書籍を浜口順子さまに発送いたしました。当記事の謝礼につきましては、浜口さまより「メンタルヘルス啓蒙のための活動経費に充てて欲しい」とのご意向により辞退されました。アスコムさまと浜口さまに心より御礼申し上げます。

メンタル本大賞実行委員会

書評

タイトルが私にとって全く新しい目線だったので惹かれて拝読しました。

人生のゴールに向けて考えたことって今まで私はありませんでした。
25年間、3500人以上の患者さんの命と真正面から向き合ってこられた、著者の小澤さんのお言葉はすごく重みを感じました。

でも、本当に優しくて、読んでいて涙が溢れてきました。

「誰の、どのような人生にも、必ず意味がある」

出典:『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊 著/アスコム(19ページ)

この1行に救われました。

そして、ずっと自分の中でモヤモヤしていたことがありました。
よく人に聞かれる言葉。

「何がしたいの?」
「どうなりたいの?」

それに、

「う~ん、今、自分でもわかんないんです。」

なんて答えると大きなため息をつかれたり、怒られたり。

もちろん目標を持ち、それを周りと共有することも大事ですが、ないもんは、ない!

浮かばない時や気力がない時だってあるはずです。
そんな自分を責めた時もありました。

それは自分に自信がない、という理由もあるかと思います。

たとえ今、あなたにやりたいことが何もなかったとしても、どうか焦ったり、自分を責めたりしないでください。

出典:『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊 著/アスコム(31ページ)

このお言葉が響きました。
正解なんてないんだ、と。

もし、また同じ苦悩が生まれたらこのお言葉を思い出します。
そして、苦悩から何かを学べてラッキー!と思うこととします。

タイトルが全て質問形式なので、自問自答できる良い機会となりました。

きっと誰かにインタビューして欲しかったのでしょう。
すごく大事なことなのではないでしょうか。

読むときの自分のおかれた状況によって受け取り方が変わってくるのかもしれません。

まずは、各章の最後のまとめページだけ目にするという読み方もあります。
心がほぐれていきますよ。

“死” と “生きる” ことは対照的だけど、実は同じことなのかもしれないと思いました。
大切な人にそっと渡したい一冊です。

このたびは書籍をお贈りいただき、ありがとうございました!
アスコムさま、メンタル本大賞実行委員会さまに心より御礼申し上げます。

浜口順子

評者プロフィール


浜口順子(はまぐち・じゅんこ)
タレント

1985年6月24日生まれ。大阪府出身。ホリプロ所属。
2001年、ホリプロタレントスカウトキャラバンで4万3325人の応募者の中からグランプリを獲得。デビュー当時のキャッチフレーズは「美・笑・女」(びしょうじょ)。デビュー直後からフジテレビ「ココリコミラクルタイプ」、ABCテレビ「大改造!!劇的ビフォーアフター」などに出演。

2016年、3歳上の一般男性と結婚。
2020年、YouTubeチャンネル「はまじゅんカタログ」を開設。
2021年9月、ポッドキャストで「アラフォーからの教養実習~コメンテーターへの道!~」を始める。
2022年9月、三重県への移住を発表。

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