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【書評】『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』(評者:古山有則/メンタルトレーナー)

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2022年は著者として優秀賞に輝き、2023年から選考委員としてご協力いただいている古山有則さま(メンタルトレーナー)より書評をお届けします。

「メンタル本大賞®2023」エントリー作品

『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』ちゃんちき堂のてつ 著(文芸社) うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話
ちゃんちき堂のてつ 著
文芸社
2022年9月発売

書評

「そうか、同じ状態な人でもうまくいく人はいるんだ」

何もかもうまくいかずに、今後の未来に絶望してしまう……
そんな経験はありませんか。

過去の僕も躁うつ病になったとき、こんなことを思ってしまいました。

「人生終わった」

精神的に相当参っていると、僕と同じような気持ちになる人もいますよね。

安心してください。
あなたの人生は終わりではありません。

このようなときは、同じようにメンタルが落ち込んでしまった人でうまくいっている人の状態を収集しましょう。

未来に光を当てるんです。
本書の著者は、うつ病になり行商をしています。

本書の帯を見ると、

「ぼくは今、夢を叶えてここにいます」

と書かれています。

『うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話』ちゃんちき堂のてつ 著(文芸社)

非常に勇気づけられますよね。

もしもあなたが悩んでいたとしても、夢や目標を諦める必要なんてないんです。

もちろん今は焦る必要はありません。
今はゆっくり焦らずに心を休めることに専念にしましょうね。

著者はもう1つ僕たちに希望を与えてくれます。
それは、過去の経験が武器になるということです。

著者は前職で14年間働くときに、赤字部門を黒字化させたり、仕事を効率化させたり、教育プログラムを作ったり、様々な経験を得ました。
この経験が、シフォンケーキ屋さんを営むことに繋がっているのです。

あなたはメンタルが落ち込んだとき、過去を全否定してしまっていませんか?
仕事をしてきたこと、資格の勉強、社会人マナーなど、意味がなかったと思っていませんか?

あなたの過去に無駄なんてありません。
今までの経験に無駄などなく、それを活かすことができるのです。

そんなメッセージを僕は著者から受け取りました。

あなたがメンタルが落ち込んだとき、自分を責めないでくださいね。
過去の振り返ってみると、何かの経験があったり、何かの分野に詳しかったりするのではないでしょうか。

それが、あなたの未来を照らしてくれるでしょう。

評者プロフィール

古山有則さま(メンタルトレーナー)メンタル本大賞®選考委員
メンタル本大賞2022 優秀賞
古山有則(こやま・あきのり)

メンタルトレーナー
大学院修了後、相続専門税理士法人に勤め、その後独立。
燃え尽き症候群や円形脱毛症をきっかけに、書籍を1万冊以上読み漁る。
高校時代に野球の国民体育大会(国体)優勝で培ったメンタル強化メソッドを統合し、
「今が人生でいちばん楽しい」状態を常にアップデートできる独自のメントレを導き出す。
「あなたが今、どんな状況・どんな状態だったとしても価値がある」というメッセージを届けるのがミッション。

ココロちゃんの取扱説明書(トリセツ)
古山有則 著
あさ出版
2021年12月発売

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メンタル本大賞®2022 優秀賞『ココロちゃんの取扱説明書(トリセツ)』古山有則 著(あさ出版)

古山有則さまからのメンタル本大賞へのメッセージはこちら
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