【メンタル本大賞®2023】
ノミネート作品 審査コメント
【選考委員】
平光源
（精神科医）
2023 ノミネート作品
評価結果
| １位 | 30 pt | がんばらにゃい生きかた Jam 著 笠間書院 |
| ２位 | 20 pt | マンガでわかる 休職サバイバル術 加藤高裕 著、ミヨシ 漫画 主婦の友社 |
| ３位 | 10 pt | こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法 加藤俊徳 著 WAVE出版 |
30pt：『がんばらにゃい生きかた』
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がんばらにゃい生きかた Jam 著 笠間書院 2022年5月発売 |
20pt：『マンガでわかる 休職サバイバル術』
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マンガでわかる 休職サバイバル術 加藤高裕 著、ミヨシ 漫画 主婦の友社 2022年11月発売 |
10pt：『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』
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こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法 加藤俊徳 著 WAVE出版 2021年7月発売 |
総評
今回も素晴らしい本が多く、選考に悩みましたが上記の三作品に決定させていただきました。
選考理由に関してですが、当初は２位の『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』を１位にしていました。
理由は、心を脳のせいにするという、目からウロコの考え方と、脳番地理論が明快でとてもわかりやすく、「メンタル本の世界に新しい光を与えるな」と思ったからです。
しかし、体調を崩してしまい頭の回らない中でもう一度読み直すと、『がんばらにゃい生きかた』の優しい言い回しと、読んで理解しなくとも心に沁みてくる言葉のチョイスに、心がふわふわとらくになったような気がしました。
心が、身体が本当にしんどい時には、理論的に書かれた本よりもむしろこのような本が心を楽にするなあと自分自身が実感したので、最終的に１位とさせていただきました。
２位の『マンガでわかる 休職サバイバル術』に関しては、患者さん目線と医師目線のバランスが本当にちょうど良く、メンタル不調から休職、復職までの手引き書として一社に一冊用意して欲しいなあと思うぐらいに内容がまとまった良い本でした。
著者の皆様、素晴らしい本をありがとうございました。
また、実行委員の皆様、素晴らしい機会をお与えいただき本当にありがとうございました。
選考委員プロフィール
2022 優秀賞・2021 選考委員MVP賞
平光源（たいら・こうげん）
東北地方でクリニックを開業している開業医。
高校時代、自分の不登校によって医学部受験に失敗。
3年浪人してうつになり、ある本がきっかけでうつから回復した経験をふまえて、約20年精神科医として心のケアに当たる。
支援学校学校医、老健施設往診医、いのちの電話相談医、傾聴の会顧問など、その活動は多岐にわたる。
精神保健指定医、精神科専門医、日本医師会認定産業医。
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あなたが死にたいのは、死ぬほど頑張って生きているから 平光源 著 サンマーク出版 2021年4月発売 |
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