エントリー作品紹介
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こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法 加藤俊徳 著 WAVE出版 2021年7月発売 |

書評
古山有則さま(メンタルトレーナー)
【書評】『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』(評者:古山有則)
河合南さま(書店店主)
【書評】『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』(評者:河合南)
實山美穂さま(元書店員)
【書評】『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』(評者:實山美穂)
寺田真理子さま(日本読書療法学会会長)
【書評】『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』(評者:寺田真理子)
平光源さま(精神科医)
【書評】『こころのもやもやを脳のせいにしてラクになる方法』(評者:平光源)
著者 加藤俊徳さまよりメッセージを頂きました!
「すべてのことは脳に秘密がある」と14歳の夏、炎天下で陸上競技の練習をしている時に気づき、それ以来、こころと脳の関係を追求してきました。
「自分自身の悩みは、すべて自分のこころの問題である」と20代までは考えていました。しかし、脳科学の研究を進めていくと、「こころとは脳が生み出した自分の意識している一部に過ぎない」と分かってきました。脳は、皆さんが感じているこころの悩みや自分の生きづらさよりももっと多くの情報処理を行っているのです。
本書は、自分のこころから一度、脱出して、もっと広い自分の脳から自分を見つけてみたいという人のために、こころから脳への架け橋としてのメッセージが詰まっています。今、道が見えなくなっているあなたへ、脳からの贈り物です。
加藤俊徳
お忙しいところメッセージをお寄せいただき、誠にありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
おすすめ理由を出版社さまに伺いました!
WAVE出版 枝久保英里さま(編集部)よりメッセージを頂きました。ご協力ありがとうございました。
(質問1)この作品の「読みやすさ」はどのような点ですか?
「よくある悩み」を目次に入れることで、自分に必要な部分だけを引けるようにしました。
また、その悩みに対して、一言で「解決策」を表すことで、本文を読まなくてもヒントを得られる構成にしています。
(質問2)読んで欲しい読者はどのような方ですか? 読むことでどのようなことが期待できますか?
マイナス思考に陥りやすく、同じことでよく悩んでいる人です。
悩みやすい人は、自分が何に悩んでいるのか、本当はどうしたいのかが曖昧だからこそ、悩みのループに陥ってしまうのだと考えています。
本書では、そんな曖昧な「心のもやもや」を明快な「脳の動き」に置き換え、悩みを別の角度で見直すことで、ただ悩むのではなく解消する方法を考えられるようになります。
(質問3)この作品の「オリジナリティ」はどこにありますか?
心の悩みを、心理学ではなく、脳科学によって分析しているところです。
悩んでいる人は、自分を変えるために、いつかの元気な自分に戻るために、たくさんのことを試してきていると思います。
メンタルに関する本もたくさん読んできた人たちに、今までにはない新しい希望を与えられるように、「脳」という切り口にしました。
(質問4)この作品の企画背景・執筆意図、読者に伝えたい想いなどおすすめしたい理由を熱く語ってください。
「この生きづらさは何だろう」
そんな自分自身の悩みからこの企画はスタートしました。
生きていれば、悩みはつきません。仕事ではミスもするし、他人とはすれ違うし、ニュースを見れば将来の不安が増えていくばかり。
気持ちを楽にしようとあれこれ試してみても、一時的にはラクになってもまた結局いつものもやもやとした自分に戻っている。
そうした人がほとんどだと思います。
そんな自分に嫌気がさしていた私に、著者である加藤先生が教えてくれたのは、
「悩んでいるときは、脳は止まっている」という事実。
そして、どんな悩みも脳の動きから解明できるということ。
冷静に考えてみれば、「心」とは実体のないもので、それが心臓にあるのか、脳のほうにあるのか、よくわかりません。
そこで悶々と悩み続けていても、悩みのループからは抜け出せないのです。
その悩みを、心を切り離して客観的に見てみると、驚くほどはっきりと自分のやるべきことが見えてきます。
もしかしたら本書は、心の癒しを求めている人にとっては必要のないものかもしれません。
でも、ずっと悶々と悩み続け、生きづらさを抱えながら生きている、そんな自分を変えたいという人にとっては、必ず役に立てる本です。
(質問5)メンタル本大賞は選考観点のうち「しんどい・生きづらいと感じている方へのメッセージのあたたかさや優しさ」と「メンタルヘルスの啓蒙活動に対する協力姿勢」を重視しています。
強く共感します。
わたし自身も以前会社に行けなくなるほど、精神的に落ちてしまった経験があり、そのときのしんどさ、そこから続いた生きづらさを覚えています。
だからこそ、この本を制作する際も、そんな思いを抱えて生きている人たちの目線で、「こう言われたらラクになれる」「これくらいならできるかも」というものを紹介するように心がけました。
はっきりと書くことを意識したので語り口からあたたかさは感じにくいかもしれません。
ただこの本を通して伝えたいのは、「脳から自分を変えよう」ではなく、「自分が心で自覚していることは、脳で起きた現象のほんの一部です。だからこそ、その一面だけで、あなたをとらえてほしくないのです」(おわりにより)というメッセージ。
そして一読者として、これまでにない新しい希望をもらえたからこそ、もっとたくさんの方にこれを知ってほしいと思い、今回エントリーさせていただきました。
読者投票コメント
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読者投票コメント
脳は、勘違いを起こすと聞いたことがあり、良いことを考えると良い方向に行くのは本当か知りたい(ケロ)
心の病が脳の信号とつながっているという話を少し聞いたことがあります。興味深いです。(emina)
実績のある著者なので。(なむこさん)
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