ノミネート作品『職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』の編集者、北川佑佳さま(大和出版)からメッセージをいただきました。お忙しいところありがとうございます!
職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全
井上智介 著
大和出版
この作品の出版に至った経緯、構想から発売までの期間などについて教えてください。
読者ターゲットについて教えてください。
また、イラストレーターのヤギワタルさんが『スーッと』の部分をめちゃくちゃかわいく、絶妙なイラストで表現してくださり、それをさらにデザイナーの井上新八さんがすごくポップで素敵なデザインに仕上げてくださったおかげで、男性女性問わず、幅広い年代の方に手に取っていただけるものになったと思います。
何か想定外だったことはありましたか?
「心がしんどい状態の時は、書店に出かけて対面で本を買うのは大きな負担だからネット書店で買いたい」という方が多いのだというお話も聞いて、必要としてくださっている読者の方の手になかなか届けることができず、すごく申し訳なかったです。
今だから言える井上先生とのマル秘エピソード、印象に残っていることがあればぜひ教えてください。
いつも面白いことや楽しい話をしてくださる井上先生ですが、産業医として直面されてきた、パワハラの現状・SOSを出しづらい体制・ギリギリで踏ん張らざるを得ない従業員の人たちの声などについて話す時は、とても熱くて、常に「苦しんでいる人」に寄り添って行動されています。
次に同じようなテーマの本を企画する機会があったら、どのような本にチャレンジしたいですか?
当時は「逃げる」とか「周りに助けを求める」ことが選択肢として頭の中になかったのですが、今振り返ると、何より自分のためにそうすべきだったなと思います。
「もう無理です」と声を上げたり「つらい」と吐露することにはすごく勇気がいりますが、やってみると想像よりずっとたくさん支えてもらえたり、「実は私も…」と気持ちを分かち合える仲間ができたりもしました。
職場や世の中がそんなふうに声を上げやすい雰囲気になってほしいなと思いますし、そうなることで苦しむ人が少しずつ、でも確実に減っていくことを願っています。
メンタル本大賞を設立していただいたことで、苦しんでいる人が、自分を救う本と出会える場が大きく広がりますし、私もそうした人たちの助けとなる本を作り続けたいと思います。
私たちも苦しんでいる方々の助けになる本を紹介していきたいと思います。
大変ご多忙な中、ご協力いただきありがとうございました!
井上智介さまの著書 第2弾!
職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全
井上智介 著
大和出版
◆“金髪アフロ”がトレードマークの大人気ドクター、書籍第2弾!◆
こんな悩みや苦しみを抱えながら、必死に働いている人へ――。
・仕事で結果を出せない自分が許せない
・人前で希望や提案を伝えるのが極端に苦手
・周りに助けを求めて評価を落とすのが怖い
・飲み会を断れなくて体も心も疲れっぱなし
・理不尽な目に遭っても何も言えないまま
・誰かの賛同がないと行動に移せない
真面目で努力家が多い日本人は、「飾らない自分」を認めず、常に「より良い自分」を目指して無理をしがちです。
さらに、理不尽な目に遭ったり大変な思いをしても、「私が悪いんだ」とばかり考えてしまいます。
その原因、つまり「働くことがつらい」の根元にあるものこそ、「自己肯定感の低さ」です。
自己肯定感とは、「飾らない自分を大切にしようと思う気持ち」のこと。
この本には、傷ついたあなたの心をほぐして、自己肯定感を上げる“ちょっとしたコツ”をギュッと詰め込みました!
【つらい日々を変える、“ほんのちょっとの工夫”】
・“私らしさ” がよくわかる「ナラティブアプローチ」
・「カラーバス効果」を応用して自分を労わる
・あなたも相手も嬉しくなる“正しい謙遜” の仕方
・心折るパワハラ上司は「都合の悪い人化」で遠ざける
・「ないものねだり」→「あるもの感謝」にシフトチェンジ
・失敗があなたの“栄養分” になる3 ステップ
・苦手なあの人との会話は「大きな主語」でかわす
・ネガティブ思考から切り離す「魔法の言葉」
・三日坊主でもOK の「寝る前ラフ日記」
・大阪のおばちゃんに学ぶ「ブリコラージュ」のススメ
働くあなたの心が少しでもラクになり、生きやすくなることを願っています。