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【PART2】協賛企業インタビュー(ブックダム代表 菊池大幹さま)

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【メンタル本大賞2021】の協賛企業、株式会社ブックダムの菊池大幹さん(代表取締役)のインタビューを<4日連続>でお届けします!

出典:PRTIMES(株式会社ブックダム 2021年7月14日 16時05分) 

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【PART2】暗黒時代のエピソード

俺の苦しみなんて分かるもんか!

― ブックダムのホームページ、代表挨拶のページでも「本や書店は人生の恩人である」と述べていますね。どのようなご苦労があったのですか?

新卒で入社した出版社には7年間いました。ずっと書店さまへの営業の仕事だったのですが、最初の4年間は地獄でした。

― どのような出来事があったのか、差し支えなければ教えていただけますか。

入社後まもなく、社内で「エースが集う部署」と目されていた首都圏エリアに、なぜか配属となったんです。上司や先輩だけでなく、同期入社の社員含めて全員が超優秀な部署でした。私一人を除いては……。

自分なりにもがき苦しみながら、必死に頑張ってはいたんですが。営業成績がいっこうに伸びず、しだいに浮き始めました。「ダメ社員」のレッテルが定着してしまい、自信も喪失。疲労感だけが蓄積していきました。

― つらかったですね……。

まず朝が起きられなくなりました。鬱々とした気分の状態がデフォルトとなって、実家の両親からも常に心配されていました。消息不明となったり、たまに連絡がついたと思ったら、覇気が一切消えていたそうです。

― 病院には行かなかったのですか?

当時は、病院に行こうという発想がなかったですね。気持ちのゆとりがなかったんでしょうか。病院に行ったところで、「俺の苦しみなんて分かるもんか!」という気持ちが強かったのかも知れません。誰にも救いを求められない日々が続いて、死にたくなって……。毎日のように自殺志願者のサイトを見ていました。

5年目の転機、運命の上司との出会い

― この4年間を「暗黒時代」とおっしゃっているのですね。

それでも、頑張り続けたら、奇跡的にトップセールスを記録したこともあったんです。それがきっかけで、今度は優秀だった前任担当の沿線の書店さんを引き継ぐことになったり……。

別のエリアの配属に異動になったりして、いくつかの部署を経験したんですが、入社して4年間は営業成績もサッパリで、社内評価は底辺を漂い続けていました。

― 今の菊池さんからは想像がつかないですね……。

5年目を迎えたときに何も変わらなかったら「全てを諦めよう」と。そう考えていました。それ位、追い詰められていました。だからこそ、4年目は最後の年と思って、文字通り「死ぬ」気で頑張りました。

― 5年目にようやく転機が訪れたのですね。

中国・四国エリアの配属となり、のちにフローラル出版という会社を起業する津嶋栄さんとの出会いで人生が一変しました。でも、異動後の部署の仲間達も、私の「暗黒時代」の噂を当然知っていたので……。異動してからも、しばらく信用されていなかったかもしれません。

― 何がきっかけで変われたんですか?

異動直後に上司だった津嶋さんだけが私に真剣に向き合ってくれたんです。

「日報には思ってもいないこと、ありもしないことは絶対に書くな。おまえは、自分の考えていることだけを書けばいいんだ」

「社内のことは考えるな。書店さんのことだけを考えろ。書店さんのために何ができるか、それだけを考えるんだ」

そう言って、自信喪失してマインドがグラグラになっていた私を支え続けてくれたんです。

― うわぁ。もう泣きそうなくらいいい話。素敵な上司ですね!

私も言われたとおりに愚直にやり続けたんです。そうしたら、事件が起きてしまって……。思ったことをあまりにもストレートに日報に書き過ぎるので、私の日報は「日刊菊池」みたいな感じで社内で話題になってしまったんです(笑)

日報は必ず経営陣にも共有されるので、「あいつ(菊池)は何を考えているんだ!」と問題になることもありました。

でも、思ったことを伝えるという訓練をし続けたおかげで、書店員さんにもうまく考えを伝えられるようになって、自信を持って提案できるようになっていったんです。

― 少しずつ自信を取り戻していったのですね。

退職後に聞いた話ですが、日報の内容で経営陣からお咎めがあったときも、津嶋さんが「今あいつは変わっている最中なんです。もう少し待ってやってください。今はあいつの好きなようにさせてあげてください!」と守ってくれたそうなんですよ。

― 感動秘話ですね。

写真は菊池さんが「読者が本を手にした後のその先の日常を想像して表現できた”自分史上最高の売場”の一つ」と語る、当時(2015年)の啓文社コア福山西店(広島県福山市)での展開の様子。

イラスト入りの販促物は、絵の得意な同僚がオリジナルで描いてくれたものだそうです。

「当時の店長から心意気を買ってくださって、お店の一等地で売り場を作ってくださいました」との言葉からも、この頃すでに「暗黒時代」を抜け出し、社内外問わず、信頼を勝ち取ることができたことがうかがえました。

PART3 につづく
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