しんどい、生きづらいと感じている方の中には、文字を読むことに負担を感じている方が少なくありません。メンタル本大賞実行委員会では、図解サポーターの方に作成頂いたメンタル本の図解を発行元の出版社の了承を得てご紹介します。
精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術 樺沢紫苑 著 あさ出版 2021年4月発売 |
図解ツイート紹介
【メンタル本大賞様コラボ】
「病気を治す感情コントロール術」を図解しました。メンタル疾患や重篤な病気になった時の感情マネジメント法が分かりやすくまとまっている一冊。科学的根拠に基づいた病気との向き合い方を学んでみませんか。 pic.twitter.com/vfAIwU0zI4— きょう|心健康改革 (@kyoshirok1) October 30, 2021
図解サポーター紹介
きょう
静岡県出身。大学院を卒業後、新卒で外資系製薬会社に入社し研究職として勤務。幼少期の家庭事情から心の問題にも強い関心がある。現在は、会社員として創薬研究に携わりつつSNSを用いた情報発信に取り組み、心身の健康に貢献する活動もしている。Twitterでは「科学的根拠に基づいたメンタルケア」を主に発信中。
この作品をオススメする理由
自身が重篤な病気になった時の考え方や、重篤な病気の患者様を持つ家族への処方箋がこの『精神科医が教える 病気を治す感情コントロール術』です。
この書籍には、精神科医の目線から「病気になってしまった際の悲しみや不安、恐怖などのネガティブな感情」に対するマネジメント法が書かれています。
また、メンタル疾患がなかなか治らない方やそのご家族に向けた病気を治すヒントも必見です。
私は、自身のメンタルマネジメントだけでなく、抗がん剤の研究者としてがん患者様と向き合う思考をこの本を通して学ぶことが出来ました。
まさに心身の健康を支える医療従事者としての在り方を変えてくれた一冊です。
是非一読してほしいと思います。
実行委員会コメント
著者は、メンタル本大賞のノミネート作品『ストレスフリー超大全』(ダイヤモンド社)、『ブレイン メンタル 強化大全』(サンクチュアリ出版)などの著書で知られる樺沢紫苑氏(精神科医)。
本作品は、「感情コントロール術」(感情をコントロールする方法)についても触れていますが、全体としては「なぜ感情をコントロールすれば病気が治るのか」の解説に力点が置かれている印象を受けます。
否認→受容→感謝の治療(感情の変化)における3ステップ、5つの闘わない(対 病気、医者、自分、薬、完全に治すこと)の説明がベースになっており、病気が治らない理由と感情の変化について、新たな気づきが得られると思います。
「病気を治すのは医者の仕事」と考えている人にとっては、耳が痛くなるような内容もありますが、「病気を受け入れることで治療に入れる」「今よりよくなることを目指す」「病気を治すには医者と患者との信頼関係が必要」などのメッセージは非常に納得性があります。
治療や医者・薬に対して不信感を抱いていても、読みながら感情をコントロールしていくことで、病気が治っていく実感が得られるような……
少しずつ、あるいは何回か全体を通して読むことで、著者の患者に治って欲しいからこそのメッセージ、患者への想い、あたたかさがじわじわと伝わってくる作品。
「闘病」(病気と闘っている)で苦しんでいる、なかなか治らないと感じている人、その家族の方におすすめです。
出版社コメント
あさ出版サイトより試し読みできます。病気がなかなか治らない人、治りやすい人では何が違うのでしょうか?
本書では、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え続けている精神科医 樺澤紫苑先生が、これまでのご経験、そして研究で知りえた、病気がなかなか治らない人の共通点、今日からできる治るための心の持ち方・思考、習慣をわかりやすく、図やイラストを活用して紹介しています。
また、病気の人を支える家族がすべきことにも言及しています。
先生のアドバイスは、身体の病気だけでなく心の病気、さらには日々の心や頭のモヤモヤ解消のヒントにもなっています。
先生のアドバイスは難しいものではありません。
できるものから試して、感情をコントロールし、みなさんに、身体や心の不調解消にお役立ていただけたら、出版社として、とてもうれしいです。
あさ出版
本書は、2015年発行『頑張らなければ、病気は治る』(あさ出版)を大幅に加筆、修正したものです。