2022年は著者として優秀賞に輝き、2023年から選考委員としてご協力いただいている古山有則さま(メンタルトレーナー)より書評をお届けします。
「頑張る」をやめてみる 根本裕幸 著 リベラル社 2022年5月発売 |
書評
より興味を持っていただけるのではないかと考えて、【メンタル本を読んで “実際にやってみた” 】的なスタイルで書籍紹介に挑戦してみます!
自分の気持ちを抑え、やりたくない仕事を抱え込んでしまう人にはお勧めのワークです。
やりたくないのにガマンしてやっていることを思い浮かべて書き出し、くしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てます。
これにより意識の断捨離ができ、「自分のしたいこと」と「自分のしたくないこと」がハッキリ見えてくるようになるでしょう。
すると日々の行動も変わり、したくないことには距離を置けるようになります。出典:『「頑張る」をやめてみる』根本裕幸 著/リベラル社(96-97ページ)
やってみないと、本当の効果には気づけないぞ!
ついつい、本を読んでいて、ワークの項目ができていても「あとでやってみよう」とは思うものの、そのまま放置してしまうことはありませんか?
あるあるですよね。
もちろん僕もその一人です。
ただ僕も本を書かせていただくようになって気づいたのですが、書籍には「実際に効果が出る再現性の高いこと」を書きます。
ちょろっと効果が出ることは書きません。
ということで、今回は実際にこの書籍で書かれているワーク「”したくないこと” を捨てるワーク」を “実際にやってみた” 的なスタイルで、読者代表として挑戦してみたいと思います。
書籍に書かれている手順にしたがって、実際にやってみましょう。
① 紙を20~30枚ほど用意します。
② 一枚につき一項目ずつ、やりたくないのにガマンしてやっていることを書き出していきます。
③ 「これはやめられる」というものを選び、くしゃくしゃに丸めてゴミ箱へ。
④ 残った紙もすべて捨て、スッキリ。
書籍を読んで実際にやってみてほしい!
みなさんにも、実際にやってみてほしいなと思いました。
というのも、生きづらい状況から抜け出したいとき、1冊の本とじっくり向き合うことよりも、色々な本を手に取ったりしませんか。
もっと効果がある内容はどうだろう、と探してしませんか?
素敵な内容に出会ったとしても、書かれていることを実行するのは、先延ばしたり、そのままやらなかったりしてしまいますよね。
「急がば回れ」です。
実際にこのワークをやってみたことで、
- 周りの目を気にしないで生きていこう!
- 空気を読むよりも自分の本音を優先して生きていこう!
- SNSのいいねやフォロワー数を気にせずに生きていこう!
と思えたんです。
「周りの目を気にする」という紙をくしゃくしゃに丸めていくとき、
「そうだ、自分の本音を大切にしてなかった」と色々なことを感じることができたんです。
ゴミ箱がいっぱいになったとき、どれだけ僕は知らず知らずに色々なことを背負っていたんだなと思ったんです。
背負っている精神的な負担を手放して、今は家にいますが、盛大なスキップをしたいくらいです。
書籍を書いている人は、実際に効果がある方法を書いています。
読んで満足ではもったいないですよね。
この記事を読んでいるあなたにも、実際にやってみて、体感してみてほしいです。
評者プロフィール
メンタル本大賞2022 優秀賞
古山有則(こやま・あきのり)
メンタルトレーナー
大学院修了後、相続専門税理士法人に勤め、その後独立。
燃え尽き症候群や円形脱毛症をきっかけに、書籍を1万冊以上読み漁る。
高校時代に野球の国民体育大会(国体)優勝で培ったメンタル強化メソッドを統合し、
「今が人生でいちばん楽しい」状態を常にアップデートできる独自のメントレを導き出す。
「あなたが今、どんな状況・どんな状態だったとしても価値がある」というメッセージを届けるのがミッション。
ココロちゃんの取扱説明書(トリセツ) 古山有則 著 あさ出版 2021年12月発売 |
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