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【PART1】協賛企業インタビュー(ブックダム代表 菊池大幹さま)

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【メンタル本大賞2021】の協賛企業として、株式会社ブックダムさまが名乗りをあげてくださいました。実行委員会メンバー一同、心からお礼申し上げます。

「今日は本屋に寄って帰りませんか?」

こんなメッセージ広告で一躍話題となった株式会社ブックダム。

この広告にどんな想いが込められているのか?
なぜメンタル本大賞を応援していただけるのか?

「誰にも救いを求められなかった」という絶望の”暗黒時代”エピソードを含めて、代表取締役の菊池大幹さまにお話をうかがいました。

4回にわたってお送りするロングインタビュー!
今回はPART1をお届けします。

(上段)菊池大幹さん[株式会社ブックダム 代表取締役]
(下段:聞き手)細貝しょう・成瀬俊昭:文[メンタル本大賞実行委員]

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【PART1】ブックダムって何の会社?

会社概要

会社名 株式会社ブックダム
所在地 〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
代表者 菊池 大幹
URL http://bookdam.co.jp
https://twitter.com/bookdam
事業内容 書籍PR・プロモーション事業
出版プロデュース事業
書店特化型広告代理店事業

2019年12月に創業。現在2期目のブックダムは、著者のプロデュースや書籍のPR・プロモーションといった、おもに著者向けのサービスをメイン事業としてきました。

強みである全国の書店とのネットワークとマーケティング力を活かして、これまで1冊でも多くの本を読者にお届けすべく、おもに著者や出版社向けの販売促進のビジネスをしてきました。

「現在新たに力を入れているのは、書店の収益を最大化するための支援」と菊池さんは語ります。

売り場自体を広告媒体として取り扱い、クライアントに販売して得た広告収入を書店に還元する。書店の空間的な価値を業界内外にアピールし、書店を積極的に支援するビジネスに取り組んでいるそうです。

このような取り組みができるのは、代表の菊池さんが積み重ねてきたキャリアの賜物。出版と広告代理店事業の両方のフィールドで、営業・マーケティングのスキルを身につけたからこそなせる業です。そして何より

「本」や「書店」は人生の恩人

こう迷いなく言い切る、菊池さんの人生。自ら「暗黒時代だった」と語る”試練”が大きな糧になっているように感じました。

話題となったメッセージ広告

出典:PRTIMES(株式会社ブックダム 2021年7月14日 16時05分) 

― 本や書店を愛する読者にとっては何とも言えない、素敵な広告ですね!どのような想いでこの広告を出されたのですか?

私は出版社での営業という仕事を通じて、人生を救われた人間です。仕事の現場には、常に書店さんがいて、本がありました。

子供ができて、絵本を一緒に楽しむようになって気づいたことは、「私たちは知らず知らずのうちに本に囲まれて生活しているんだ」ということでした。大切な家族と本を通じた共通体験をともにすることで、「本ってやっぱり必要だよな」と改めて感じたんです。

昨年から続くコロナ渦の中で、できるだけ多くの人に「そう言えば、最近書店に行ってないよな」と気づいてもらいたい。自分が書店や本を通じて、灰色のような人生から抜け出せたように、何か救われるきっかけとしての力を持っていることに気づいて欲しい。モノクロの毎日を過ごしている、大勢の人たちに書店や本が彩りを与えてくれるんじゃないかと思ったのがきっかけです。

― なんだかジーンときてしまいました。

書店さんや読書への啓蒙になれば……と言うと仰々しいんですけど、何かしら関心を持ってもらえたらいいなという想いですね。あとはブックダムの

「本を通して世界中にプラスのエネルギーを循環させつづける」

という企業理念と企業姿勢のようなものをダイレクトに表現したいと思ったのが、広告を出した理由ですね。

もういつ死んでも構わない!

― ブックダムさんにとって、この広告を出すメリットは何かあったのですか?

見返りはまったく考えませんでした。自分が起業してまでやりたかったことの理念をとにかく伝えたかったという想いだけですね。

この広告に関しては完全に利益度外視でした。私自身が「明日死んでも悔いないように生きよう」というスタイルを大切にしているので、会社としてのブックダムも悔いが残らないように、倒れない程度に企業姿勢を示そう。このように思っていたので、コストとしてはギリギリのところまで攻めた出稿となりました。

― ものすごい熱量ですね!反響も大きかったんじゃないですか?

「この若造が何を偉そうに」とおっしゃる方も中にはいらっしゃるんですが、そういうご指摘を受けるであろうことも覚悟しての出稿でしたので(笑)

ありがたいことにほとんどが「いいね!」「素晴らしいね!」といったポジティブな感想ばかりで、知らない方からもたくさんの応援メッセージを頂きました。私と同じように、書店や本に愛情を感じている人がたくさんいることを実感しました。

大変嬉しかったので、メッセージを頂いた方をわざわざ訪ねたりしました。

― 広告を出すことで、コミュニケーションが生まれたんですね!

出してよかったなと心から思いました。「もういつ死んでも構わない」というのは大げさですけど(笑)

菊池大幹という一人の人間として、ブックダムという一企業として、メッセージや企業姿勢をこの創業期に語れて、形に残すことができたことに納得しています。

自分のこの生きかたやあり方を「このまま社会に向けて表現し続けていいんだ」と確信に近いものが得られて、少しほっとしました。

PART2 につづく
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