出版社 PR

ノミネート『がんばらなくても死なない』KADOKAWA 編集者さまインタビュー

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ノミネート作品の『がんばらなくても死なない』の編集者、吉見涼さま(KADOKAWA)にお話をうかがいました。お忙しいところありがとうございます!

がんばらなくても死なない
竹内絢香 著
KADOKAWA

「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」ノミネート、おめでとうございます。
出版に至った経緯、構想から発売までの期間など教えて下さい!
吉見さん
吉見さん
著者の竹内さんは、KADOKAWAコミックエッセイ編集部が行っている小コンテストで5年ほど前に大賞を受賞されてデビュー(※)した方なんです。
当時の編集担当は違う者ですし、お仕事関係のコミックエッセイでしたので、今回の本と内容は違いました。
2020年の1月頃、竹内さんがTwitterで「日々の気づき漫画」と題した作品を投稿されていまして。
例えば、「暴言を吐く人について気づいたこと」や、「褒められることが苦手な私に友人が教えてくれたこと」など。
また、元々竹内さんがイギリスに留学された経験から、イギリスと日本の文化を比べて、「日本で暮らすハードルの高さについて考えたこと」を漫画にして投稿していたんですね。
その投稿がTwitter上でも話題になっていたので、一度お話をさせて頂いたんです。
それが2020年2月で、本の出版が2020年6月だったので、制作期間は大体4ヶ月ほどでした。

※デビュー作品は『英語力0(ゼロ)なのに海外営業部です』(竹内絢香 著、高橋基治 監修/KADOKAWA)

「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
4ヶ月で!コミックエッセイだと、もっと制作期間がかかるイメージでした!
吉見さん
吉見さん
はい、かなり早いスピードでしたね。
基本コミックエッセイですと半年、凝ったものですと、1年近くかかったりするんですが、竹内さんの筆が早く、Twitterに投稿していた原稿もいくつか溜まっていたので、早く出せたのかなと思います。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
読ませていただいて同じ女性として共感するところが多かったのですが、この作品のアピールポイントや同じテーマの他書との差別化ポイントはなんでしょうか?
吉見さん
吉見さん
竹内さんとは、いろいろなことにがんばりすぎてしまって、無意識に自分を追い詰めてしまうような人に響く本を作りたいですね、という話をしていました。
でもそういう本は実用書の棚に行けばたくさんあるんですね。
特に文章メインの本が多いんですが、この本はコミック形式なのでより簡単そう、やさしそうに見えるかもしれません。
あらゆる悩みに対して、これをすれば解決しますという解を示すのではなく、あくまでもエッセイなので、竹内さん自身の体験から出たものを読んで共感してもらって、自分の生き方や考え方を見つめ直せるのが、この本ならではのところかなと思っています。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
企画段階で意識していた本があれば教えて下さい。
吉見さん
吉見さん
参考にした本は色々あるんですけど、コミックエッセイでは人気作家わたなべぽんさんの『やめてみた。』(幻冬舎)のシリーズとその当時話題になっていたJamさんの『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)は読んで参考にさせて頂きました。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
どんな方に読んで欲しいと考えて、企画されたのですか?
読者ターゲットについて教えて下さい。
吉見さん
吉見さん
ほとんどのコミックエッセイが女性読者をメインターゲットにしていて、竹内さん自身も女性なので、絵柄も含めて女性が読みやすく手に取りやすい本にしようと思いました。
30代~40代の女性をターゲット層として考えていまして、実際に手に取って頂いているのもその年代の女性の方々がメインです。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
タイトル、コピー、装丁などでこだわった点があれば教えてください。
吉見さん
吉見さん
タイトルは一番悩んだかもしれません。
企画の内容と方向性はすぐ固まったんですが、タイトルとカバーデザインは色々悩んで決めました。
コミックエッセイのタイトルって王道のものがあったり、結構長めのタイトルもあったりするんです。
でも、それだと少しインパクトに欠けるなと思ったんです。
『がんばらなくても死なない』というちょっと賛否両論あるかもしれないけれど、直球で目に留まり、心に刺さるタイトルにしたいなと思って決めました。
カバーでは「死なない」という部分をかなり目立たせるようにしました。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
企画から発売に至るまでに何か苦労されたことがあれば教えてください。
吉見さん
吉見さん
一番時間がかかったのは、タイトルを決めるところでしたね。
苦労したことは、読者の方に「暑苦しい」と思われたり、「こうあるべき」という押しつけがましい感じにならないよう、ネーム(※)の段階で細かな言葉のニュアンスを何度もやりとりして修正しました。

※漫画を描く際、コマ割り、コマごとの構図、セリフ、キャラクターの配置などを大まかに表したもの(出典:Wikipedia)

「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
心理カウンセラーや精神科医が監修に入っている本も多いのですが、かなり表現には気を遣われたのではないでしょうか?
吉見さん
吉見さん
そうですね。
ただ専門的な言葉を使ったり、エビデンス(※)を用いて「なぜこういう気持ちが解消されるのか」という言いまわしはこの作品には出てこないので。
コミックエッセイとして等身大の悩みの解決方法を、あくまでも竹内さんの主観で描いてもらうことがポイントでした。

※証拠・根拠、証言、形跡などを意味する英単語 “evidence” に由来する、外来の日本語(出典:Wikipedia)

「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
精神科医の方が書かれている本を読むと、重たく感じてしまうこともありますが、この作品は竹内さんの経験から語られているので、すんなりページをめくれて非常に読みやすかったです。
発売後の反響、販売部数は当初の予想と比べていかがでしたか?
吉見さん
吉見さん
反響としては、竹内さん宛のファンレターが沢山届いたり、僕はすべて見せてもらってはいないんですが、竹内さんのTwitterのDM宛に、沢山の読者さんからのメッセージを頂いていますというお話は伺っています。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
何か想定外だったことはありましたか?
吉見さん
吉見さん
Twitterで本の感想を検索すると、結構男性の方も読んで下さっているのが意外でした。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
そうなんですね!
竹内さんに初めてお会いしたときの印象はいかがでしたか?
吉見さん
吉見さん
こういった漫画を描かれる方は繊細な方が多いので、あまり社交的な方ではないのかなと僕が勝手に思い込んでいたんですが、会ってみるとものすごく明るくて、話していて気持ちの良い方でした。
いつもハキハキしていて、色んなことに積極的で前向きなので、ぜひ一緒にお仕事したいなと思ったのを覚えています。
一方で、漫画の表現はとても繊細で、細部まで丁寧に描かれる方です。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
最後に「メンタル本大賞」の取り組みや苦しんでいる読者の方々に、応援メッセージなどがあれば頂けますか?
吉見さん
吉見さん
応援と言うにはおこがましいのですが、本の内容の中で1つ僕自身が意識していることがあります。
「落ち込んだ気分がなかなか抜けず、ずーっと引きずって、色んな事がうまくいかない」といった悩みに対して、この本では「自分の中の回復ポイントを沢山作ろう」という答えを提案しています。
例えば、竹内さんの場合だったら、散歩に行くとか、いつもより贅沢に粉を使って濃い目のココアを淹れるとか、次の原稿料が入ったら買うものを考えるとか。
日常の中のほんの小さなことで自分の気分があがるルーティーンを沢山作って、尚且つそれを自分で知っておくことは心の健康を保つために大事だなと。
僕自身も、散歩したり、好きな動画を観たり、音楽を聞いたり、自分で回復ポイントを把握して気分が落ち込んだ時にすることで、気分転換をしています。
みなさんも落ち込んだ時のために、自分の回復ポイントをたくさんストックしておくのはいかがでしょうか。
「メンタル本大賞」実行委員
「メンタル本大賞」実行委員
お忙しいところ、ありがとうございました!

著者 竹内絢香さま
インタビュー

KADOKAWAさまの話題書

神様の言うことを聞いていれば、すべてうまくいくはずだった。
強迫性障害、摂食障害、強制入院、退院後の揺り戻し…高校生のわたしを苦しめたのは、自分のなかの「神様」でした。
物を触らずにはいられない、自信の体型が気になって食事ができない、同級生の視線が気になって学校へ行けない、家族や医師にさえ「神様」の秘密を打ち明けられない……ある平凡なひとりの女子高生が経験した、凄絶な日々。
精神科病院に入院し、一時は「もう無理、死んでしまいたい」とさえ思いながらも、自分を見つめて認めること、本当のやりたいことを見つけることで回復に至るまでの道のりを描く、絶望と希望のコミックエッセイ。
第4回新コミックエッセイプチ大賞受賞作品『わたし宗教』を約3年間かけて完全改稿のうえ、大幅な加筆を加えてオールカラーで書籍化。

鍵かけた? 火消した? 日々の不安を私はこう乗り越えました。
もともと完璧主義で几帳面。でもそんな性格を自分では苦にするでもなく、ときどき友達と遊んで漫画やアニメを楽しむ、そんなごく平凡で普通の幸せな日々。
しかしある日、ささいなきっかけで不安の渦にのみこまれることに……。
「鍵かけた?」「火消した?」など様々なことが気になって仕方がない。
不安に押しつぶされて、引きこもりになってしまった著者に告げられたのは「強迫性障害」という病名だった。
ブログで共感の声続々! 心のとらわれ解消コミックエッセイ。

このページがお役に立ちましたら
上のハートマークを押してください。
当サイトは、日常生活において「しんどい」「生きづらい」と感じている方向けに【心が楽になる】書籍のご紹介を目指しておりますが、お読みになる方の悩みや状況の改善をお約束するものではございません。ご自身の責任においてご利用ください。
プライバシーポリシー・免責事項

こころの病気は誰にでも起こります。
不調やストレス症状が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関やカウンセラーに相談してください。

相談できるところはたくさんあります。
厚生労働省|みんなのメンタルヘルスには、相談窓口や医療機関についての情報が掲載されていますのでご参考ください。