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【PART2】著者インタビュー(古宮昇さま/心理学博士)

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『ほどよい距離が見つかる本』(すばる舎)などの著書で知られる、古宮昇さん(心理学博士/公認心理師・臨床心理士)のインタビューを5日連続でお届けします!

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古宮昇さんインタビュー【PART2】

古宮さんのカウンセリングの様子

【古宮さんのカウンセリング】

ディマティーニ・メソッド®
何十年間も抱えてきた心の苦しみも、他の心理療法、心理カウンセリング法では考えられない短い期間、少ないセッション数で根本的に解消します。

感情滋養セラピー
自分の心に何が起きているのかを、私と一緒にじっくり探求してゆきます。すると、心の自己治癒力が発揮されてあなたにとって最良の心の動きが生まれて癒されてゆきます。

対話カウンセリング
その時に話したいと思うことを何でも自由に話し、対話をおこないます。セッションを経るにつれて、来談された方の感じかたや見かた、これまでのパターンに変化が起きてきます。

※詳細は古宮昇オフィシャルサイトを参照

― 著書『ほどよい距離が見つかる本』にも出てくる「ディマティーニ・メソッド®」について教えていただけますか?

人間行動の専門家であるドクター・ディマティーニが40年の歳月をかけて作り上げた方法で、すでに世界の60か国以上で200万人を超える人たちの人生を変えてきました。

ディマティーニ・メソッド®は、特定の問題の解決に驚異的な効果があります。

「自分を傷つけた人を許しましょう」という話を聞いたことがあると思いますが、「許しました」という状態は、まだ問題解決の途中なんです。

― 相手と自分の関係性のことをおっしゃってるんですね?

「許しました」と言っているうちは、まだ縛られているんです。
なぜなら「相手が悪いことをした」と思っているからです。

本当の癒しは「許す」ことではなく、愛と感謝にあります。

「許します」と言うとき、「あの人は悪いことをした。でもそれを責めることはやめます」と言っているのであって、「自分のほうが正しい」あるいは「あの人より自分のほうが上だ」と思っているのです。

愛と感謝の状態にある人は、「許しました」とは言わず、「ありがとうございます」「愛しています」と言うのです。

― 「嫌なことが起きた」と感じたとき、被害者意識にとらわれるのではなく、加害者から受けたプラスの出来事がないかを探すということですか?

被害者・加害者というとらえ方自体が、偏った見方です。
本当のものが見えると、自分は被害者でなかったことに自分で気づくのです。

その状態になった時に初めて、心の痛みは解消します。
本を読んでも、人から言われてもダメで、自分自身で発見しないと意味がないんです。

私のカウンセリングを受けて、人生が変わった方が沢山います。

― どなたかの事例を挙げていただけますか?

小学生の時に性的虐待を受けた、70代くらいの女性の例ですが、その方は70代になっても、過去のことが心の中で大きくひっかかっていて、人への恐怖心が拭えずにいました。
月に1回くらい、すごくしんどくなって塞ぎこんで、誰とも会いたくないという状況だったんです。

その方は、3時間ほどの1回のセッションで、虐待を受けた心の痛みが解消しました。
その後、1年経っても塞ぎこむことはなく、人への恐怖心も消えて、ご主人との関係も良くなったと言っていました。

― 非常に即効性があるのですね。

別の例ですが、母親から「あんたなんか産まなければよかった。お前がいるから離婚できずに、こんな惨めな生活をしなければならない」と言われて育った、30代の女性がいました。

父親からも家庭内暴力を受けており、女性は就職したものの、パニック障害で退職してしまい、吃音、赤面症などの症状にも苦しんでいました。

しかし、1セッション受けただけで、母親について「素晴らしい母親です」とみずから言い、愛と感謝で涙を流すんです。
今では、母親と一緒に旅行に行くほど仲良くなり、苦しんでいた症状も一切なくなり、自分が本当にしたいことに目覚めて元気に過ごしておられます。

PART3 につづく |1|2|345

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