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【書評】『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方』(評者:川本義巳/公認心理師&メンタルコーチ)

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選考委員の川本義巳さま(公認心理師&メンタルコーチ)より、ノミネート作品の書評をお届けします!

しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方
きい 著/ゆうきゆう 監修
KADOKAWA
2020年3月発売

書評

メンタル本大賞という素晴らしいイベントに参加しております。(*^^*)

今回もノミネート作品の書評をお届けしますね。
今回は『しんどい心にさようなら』です。

著者はきいさん。カウンセラーさんです。
インスタでは有名な方らしいです。

監修は精神科医のゆうきゆう先生です。
あ。KADOKAWAさんから出ています。

今回も前回同様

「メンタルがしんどいときに読みやすい本」

という切り口です。

そう2ページ完結で、片側マンガね。

本の構成としては4章に分かれてて

「完璧主義がしんどい」
「他人が気になってしんどい」
「自分の考えがしんどい」
「しんどい考えは不安・恐怖が根っこにある」

となってるんですが、この章立てだけでも

「うん。そーだよねー!」

そう思わせてくれます。

中身はさっきも書きましたが、基本2ページ完結。
右側が4コマ漫画で、左側が解説です。

55のエピソードにわかれているので、最初から読まなくても、そのときの気分で読むことができるので、心理的な負担が少なくていいですねー。

構成も良くできててとても読みやすいです。

多分「知らないうちに全部読んじゃった」ってなると思う。
中身も思い当たるフシだらけです。

例えば第一章の「完璧主義がしんどい」では

・次々と自分を責める人
・強がりな人
・「けど」「でも」で0点の人

といった感じで、これまで僕が相談に乗ってきた人たちと同じ人ばかりがこの本の中にいます。

僕も思い当たるフシ多いです(笑)

この人たちに対してきいさんは、

ダメ出しするのでもなく、「こうしなさい」というのでもなく、ただ優しく気付かせてくれます。

なんか「いいんだよ」って言ってもらってるみたいで、それだけでも効果あるかもしれないですね。

マンガも柔らかくて個人的には好きですね。

そしてこの本の「ここが凄い!」と思ったのは、各エピソードの最終行

この方法があったか!

と思わせてくれた本でした。

いろんな角度から楽しめて役に立って癒されます。

出典:川本義巳さまFacebook投稿(2021年7月4日)

評者プロフィール

メンタル本大賞 選考委員
川本義巳(かわもと・よしみ)

三重県松阪市生まれ津市在住。
うつ専門メンタルコーチ/公認心理師/一般社団法人エフェクティブコーチング協会代表理事。高校卒業後、SEとして20年以上メーカーに勤務。大手IT企業への転職を機にうつ病を発症、寝たきり状態になり、1年2か月の休職を余儀なくされる。2007年コーチングに出合い、うつ病を完全克服。それを機にうつ専門のプロコーチになることを決意。コーチング、NLP、アドラー心理学、エリクソン催眠を学び、それらを応用したメソッドを開発し、2010年個人コーチングを開始。自治体や上場企業でのメンタルヘルス研修講師や精神科クリニック、児童相談所、教育委員会での相談業務等でも経験を積み、10年間で1万件以上の相談、指導を行っている。

1日3分でうつをやめる。
川本義巳 著
扶桑社
2019年10月発売

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