著者・翻訳者メッセージ

【PART2】注目パーソン|著者 阿部広太郎さま(コピーライター)

『それ、勝手な決めつけかもよ?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者、阿部広太郎さん(コピーライター)インタビューを5日連続でお届けします!

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【PART2】『それ、勝手な決めつけかもよ?』に対する想い

(聞き手)細貝しょう・成瀬俊昭:文[メンタル本大賞実行委員]

過去の後悔も未来の不安も「自分の正解」に変えられる!

今のあなたのままでいい。
無理に変わろうとしなくていい。
代わりに時代が変わってくれるから。

出典:『それ、勝手な決めつけかもよ?』阿部広太郎 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン(p6)

成瀬: 阿部さんの著書を3冊とも読ませていただきましたが、今回の3作目が抜群によかったです!「今のあなたのままでいい」(p6)はまさに自己肯定感のことですよね。

阿部: 今という時代は、「自己肯定感」がひとつのキーワードになっていますよね。人によって様々な捉え方があると思います。僕は、自分の人生を肯定してくれるのって、実は「思い出」なんじゃないかと思うんです。

成瀬:「思い出」ですか……。

阿部: 楽しかったこと、嬉しかったことに限らず、つらかったり、切なかったりしたことも含めたすべての思い出。生きていくことは過去の自分を肯定していくことでもあるなと。ネガティブな思い出も含めて、解釈することで自分の過去とうまく付き合って大切にしたいと思うんです。メンタル本大賞のノミネート作品を何冊か読みましたが、どの本も自己肯定感が鍵になっていると感じました。出来ない自分やうまくいかない自分に対して、いかに折り合いをつけていくか、認めていくか、ですよね。

成瀬: ノミネート作品の中で印象に残っている作品はございますか?

阿部:『あやうく一生懸命生きるところだった』(ハ・ワン 著、岡崎暢子 訳/ダイヤモンド社)は強く印象に残っています。惹きのあるタイトルの良さはもちろんのこと、読んでいて肩の力が抜けていく文章も良くて。その他に紹介されている書籍がありますが、自己啓発、心理学、医学、健康などのジャンルを横断して紹介しているメンタル本大賞だからこそ、届いていく本がありますよね。

成瀬&細貝: ありがとうございます(泣)

成瀬: 私が『それ、勝手な決めつけかもよ?』で一番気に入っているのは、「だからこそ」「きっと」「今思えば」の3つの言葉を使った前向きな<解釈>の方法です。

※チャート出典:note|「はじめに」を全文公開!書籍『#それ勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』

時間の流れは変えられない。けれど、今ここにいる自分自身から、過去さえも、未来すらも変えることはできる。(p23)

あなたには今、どんな不安や心配がありますか?
「だからこそ」で現状を前向きに言い換える。
「きっと」で未来を想像して前向きに言い換える。
この2つを意識して、不安と心配事を解釈していこう。(p146)

かつてAとBという選択があった。その先どうなるかはわからない。
けれど決意とともにAを選び、進んだ。
それから時間を経て今に至る。
「今思えば」と振り返れば、過去と現在をつなぐ「このためのAだったんだ」と思える何かがきっとある。まるで伏線を回収するかのように、自分の正解として捉えることもできる。(p223)

出典:『それ、勝手な決めつけかもよ?』阿部広太郎 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン

細貝: 個人的な感想として、この本で書かれていることは認知療法のようだと感じました。現在生じている問題に対して、言葉の力を使って解釈を前向きに変えることで問題の解決をめざす。心理療法そのものだと思います。阿部さんの本はどれも「ザ・メンタル本」とは違った、気軽な手の取りやすさがあると思います。

阿部: ありがとうございます。先ほどの本のジャンルの話でいうと、僕は「コピーライター」という肩書きもあり、ビジネス書の棚に置いていただくことが多いんです。

成瀬: メンタル本として受け取られにくいということですよね?

阿部: ノウハウやスキルを求めている人には手に取ってもらいやすいんですが、コロナ禍で心がざわざわしたり、不安や心配事を抱える人にも手にとってほしいという思いもあって……それもあり、「メンタル本」という新しいジャンルを作ろうとする試みに惹かれましたし、『それ、勝手な決めつけかもよ?』を「メンタル本」の読者のみなさんにぜひ届けたいという思いがあったんです。

成瀬: 実行委員会宛てにメッセージをお送りいただいた背景には、そのような想いがあったのですね。

一通の手紙が叶えた二人の夢

成瀬: この本を書くきっかけとなったエピソードをあとがきで明かしていますね。

阿部: 発行元のディスカヴァ―・トゥエンティワンさんで、当時、営業の仕事をしていた橋本莉奈さんが「『企画でメシを食っていく』の【言葉の企画】」という僕の連続講座に参加してくれていたことがきっかけでした。

成瀬: 講座終了後の打ち上げの帰り道、突然、橋本さんから手紙を渡されたんですよね。

阿部: 胸に熱いものがこみあげてきました。出版社にいるのだから、どの仕事をしていても本の企画をするのはOKだと思います。ただ、自分のやるべき営業の仕事をする忙しい日々の中、「かたちにしたい!」と手紙を書いてくれた、橋本さんの真剣な気持ちにしっかり向き合いたいなと思ったんです。

成瀬: その後、橋本さんは念願の編集部への異動を叶えるんですよね。先日、嬉しい3刷報告のツイートを拝見しました。

阿部: 手紙をもらったのが2019年。2020年から話し合いを始めて、さまざまな方の協力を経てこの本が生まれました。とても感慨深い作品です。

阿部: とてもありがたいことに、著名人の方たちからコメントも頂けたんです。文筆家の田中泰延さん、いきものがかり・HIROBAの水野良樹さん、そして糸井重里さんにコメントを頂けたのもとても嬉しかったです。コピーライターをやっていて、駆け出しの頃からずっと憧れている方ですから。

成瀬&細貝: おめでとうございます!

阿部: 読者のみなさんからも「気持ちが楽になった」や「疲れている時に本の中の言葉に救われました」と言ってくださる方が多くて。公園にあるベンチのような、ほっと一息つける言葉をこの本で伝えることができて、じーんとその喜びをかみしめています。

PART3 につづく
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