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【書評】『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』(評者:一條仁/社会福祉士)

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本業の傍ら、恩送りをカタチにした「ペイフォワードカフェ」という取り組みを行っている一條仁さまより書評をお届けします!

「メンタル本大賞®2023」エントリー作品

『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』時田ひさ子 著(あさ出版) かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方
時田ひさ子 著
あさ出版
2022年5月発売

書評

『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』(時田ひさ子 著/あさ出版)について書いていきたいと思います。

本著の中で印象に残った3つのことばを紹介した後に、本著全体の感想を書きたいと思います。

「やりたいこと」を達成するために、休みや怠けも必要

「やりたいこと」を達成するために、休みや怠けも必要なのです。
かくれ繊細さんは、休むことを「ダメなこと」「悪いこと」として罪悪感を抱きがちなので、自分のペースに合った休みができなくなり、やりたいことができなくなっているのかもしれません。

出典:『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』時田ひさ子 著/あさ出版(77ページ)

何かを行うエネルギーが人と異なるのがかくれ繊細さんの特徴と紹介する部分での一言です。

休みが必要なことを、シェイクスピアや村上春樹といった著名人の言葉を引用しながら伝えてくれています。

唐突に無気力になってしまうこと。
それ自体に負い目を感じる必要はないよ、と説得力を持って伝えてくれます。

「いい人」でいること、人に悪感情を持たないでいることは、「やりたいことがわかること」を妨げてしまう

まわりを気にして自分のやりたいことを引っ込め続けていると、それが常態化して、自分が何をしたいのか、本当のところがわからなくなります。
「いい人」でいること、人に悪感情を持たないでいることは、「やりたいことがわかること」を妨げてしまうのです。

出典:『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』時田ひさ子 著/あさ出版(128ページ)

無意識にいい人になってしまう。
自分が傷つきたくないから。
嫌われたくないから。

そうして自分を押し殺すことが、自分が本来やりたいことがなんなのかをわからなくさせてしまうことにつながると本著は伝えています。

いい人であろうとする自分を認め、時には自分のやりたいことのために、自分をわかろうとする努力が大切なのだと感じました。

「めんどくさい」は、本当に言いたいこと、本当に感じていることの代わりに使われることが多い言葉

「めんどくさい」は、本当に言いたいこと、本当に感じていることの代わりに使われることが多い言葉です。
何かに反論したいのにできないときや、文句があるのにどんな文句があるのか自分でわかっていないときに湧き上がってくるのが、「めんどくさい」です。

出典:『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』時田ひさ子 著/あさ出版(217ページ)

つい言いがちな「めんどくさい」。
使いやすい言葉です。
自分も、考えるのもやるのも大変だと思うとついつい言ってしまいます。

この文章を読んだ時、「自分はなんでめんどくさいと思ったんだろう?」と問いかけるといいのかなと思いました。

その答えがもしかしたらやりたいことにつながるのかもしれません。

まとめ

本著は、かくれ繊細さんの特徴を挙げた上で、その人向けの「やりたいこと」の見つけ方を紹介しています。

かくれ繊細さんとして挙げられる特徴、どこかしら共感できるところがあると思います。
漠然と生きづらさを抱える方向けに、自分のやりたいことはなんだろう?と考えるのにきっかけを与えてくれる本ではないかと感じました。

評者プロフィール

メンタル本大賞 選考委員:一條仁さん(社会福祉士)
一條仁(いちじょう・ひとし)
福島県出身。2015年福島大学卒業、2017年同大学院中退。在学中は震災復興支援活動に尽力。福祉系NPOでボランティアをしたことをきっかけに、障がい者就労支援事業所に就職。海外研修で豪・シドニーに滞在し、オーストラリア福祉を学ぶ。帰国後、福祉ベンチャー企業に転職。「支援者支援」に着目し、福祉人財の育成・採用業務等に関わる。現在はIT企業にて障がい者雇用専門人事として従事。複業として、善意の循環をカタチにした「ペイフォワードカフェ」の開催や教育機関等での講演活動を行う。「思いやりを広げる人を増やす」を自身のミッションとして実践を重ねている。

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