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【書評】『がんばらにゃい生きかた』(評者:加藤隆行/心理カウンセラー)

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2021年、2022年と2年連続ノミネート(2021年は【特別賞】受賞)の著者で、選考委員としてもご協力いただいている 加藤隆行さま(心理カウンセラー)より書評をお届けします。

「メンタル本大賞®2023」エントリー作品

『がんばらにゃい生きかた』Jam 著(笠間書院) がんばらにゃい生きかた
Jam 著
笠間書院
2022年5月発売

書評

かわいいネコが登場する、Jamさんのメンタル本シリーズ。その最新作。

ふんわり癒し系の本かなと思わせながら、パッと気持ちがラクになる現実的で実践的な物事の捉え方や考え方が書かれており、このシリーズにはいつも、いい意味で裏切られます。
またネコのイラスト以上に、人の心をつかむ言葉のチョイスが絶妙で、人気なのもうなずけます。

今回面白いのは、「人間関係」や「仕事」といったカテゴリーを設けず、どこから読んでもよいように書かれている点。

メンタルが落ちている時は、本1冊読むのがシンドくてできなくなるのですが、この形なら、パッと開いて、その見開き2ページだけ読めばいい。

今回、私に響いたのはこの3つのフレーズ。

「欲しいもの以外はいらないもの」
「機嫌をとるなら期限を決める」
「受け入れることが優しさなら、
突き放すことも優しさ」

パラパラと開いて、自分に必要なページだけがパッと目に入るよう、ページ構成も工夫されています。
だからきっとどんな人にも、いま必要な言葉が必ずみつかると思います。

手軽でシンプルながら、癒やしと実用性を兼ねた本。手を伸ばせば読めるところに置いておくと、心の支えになります。

評者プロフィール


加藤隆行(かとう・たかゆき)
ココロと友達オフィス代表 心理カウンセラー
幼少より病弱だったこともあり、劣等感が強くコミュニケーションの苦手な子に育つ。大手通信会社での激務の中、30歳のとき体調が激烈に悪化。3度の休職と入退院を繰り返し、カラダだけでなく次第にココロとも向き合うようになる。2015年に退職し、心理カウンセラーとして独立。「自分自身と仲直りして優雅に生きる」をコンセプトに、東京を中心に全国でカウンセリングやセミナーを開催。愛称は「かとちゃん」。

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名越康文 監修/加藤隆行 文
小学館クリエイティブ
2023年8月発売

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