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『マンガでわかる 休職サバイバル術』(メンタル本大賞®2023 ノミネート作品)

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メンタル本大賞®2023 優秀賞『マンガでわかる 休職サバイバル術』加藤高裕 著/ミヨシ 漫画(主婦の友社)審査内容・受賞理由はこちら

目次
  1. ノミネート作品紹介
  2. 表彰レポート
  3. 作品紹介コンテンツ
  4. 著者 加藤高裕さまよりメッセージを頂きました!
  5. おすすめ理由を出版社さまに伺いました!
  6. 読者投票コメント
  7. こちらの作品もいかがですか?

ノミネート作品紹介

「メンタル本大賞®2023」ノミネート作品一覧

メンタル本大賞®2023 優秀賞『マンガでわかる 休職サバイバル術』加藤高裕 著/ミヨシ 漫画(主婦の友社)イマジカインフォスさま提供画像 マンガでわかる 休職サバイバル術
加藤高裕 著、ミヨシ 漫画
主婦の友社
2022年11月発売

クリックして目次拡大 |12イマジカインフォスさま提供画像『マンガでわかる 休職サバイバル術』(加藤高裕 著、ミヨシ 漫画/主婦の友社)

クリックで見開きページ画像拡大(性格タイプ自己診断)イマジカインフォスさま提供画像『マンガでわかる 休職サバイバル術』(加藤高裕 著、ミヨシ 漫画/主婦の友社)

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表彰レポート

イマジカインフォスさま、著者(加藤高裕先生)にトロフィー授与

著者の加藤高裕先生(写真)の仕事場である 浜松町メンタルクリニック にお伺いして、加藤先生と編集をご担当された阿部さま(イマジカインフォス)にトロフィーを授与いたしました。

イマジカインフォスさまは、初エントリー・ノミネートで見事、優秀賞を受賞。
阿部さまには、2022年に発売された当時から作品のご紹介をいただいており、実行委員会としても注目する作品でした。
なにより阿部さまとのやり取りを通じて、この作品にかける情熱が伝わってきて、優秀賞という形で表彰できたことを大変嬉しく思いました。

メンタルヘルス不調に苦しむビジネスパーソンの社会復帰支援を行っている井田さま(一般社団法人リファイン就労支援センター 代表理事 ※作品にも専門家として登場)もいらして、加藤先生をはじめとする医師や勤務先企業と就労支援機関との連携の大切さについて熱心に教えてくださいました。

作品の中ではメンタルヘルスケアの「4つのライン」として、①セルフケア、②上司や人事部などの会社とのつながりによる環境改善・相談、③事業所内の産業医・保健師などのケア、④事業所外の機関・専門家によるケアを挙げていますが、この4つのサポートを複合的に受ける機会はなかなかないと思います。

加藤先生と井田さまのお話からこの「4つのライン」を常に意識しながら、真剣にメンタルヘルス不調に苦しむ方々を救おうとしていることが伝わってきました。

社会復帰支援の現場について理解を深めることができ、また胸が熱くなるのを感じつつ、微力ながらもメンタル本大賞®の活動を続けることで同じように助けになりたいと強く思いました。

加藤先生、阿部さま、井田さま、お忙しいところ貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました!

漫画を担当されたミヨシ先生からイラスト画像をいただきました!

残念ながらトロフィーの手渡しは叶いませんでしたが、御礼のイラスト画像をいただきました。ありがとうございます!

ミヨシ先生の勤務先である株式会社サイバーコネクトツーの白水さま(業務部 宣伝広報課 広報室)にもご協力をいただきました。
心より感謝申し上げます。

メンタル本大賞®実行委員会としても、この作品を今後とも継続的にPRして、苦しんでいる方々に情報をお届けしていきたいと思います。

作品紹介コンテンツ

書評・審査コメント

きょうさま(製薬会社 主任研究者)


【書評】『マンガでわかる 休職サバイバル術』(評者:きょう)

川本義巳さま(公認心理師&メンタルコーチ)


【書評】『マンガでわかる 休職サバイバル術』(評者:川本義巳)

けけさま(ストレスフリーな働き方)


【書評】『マンガでわかる 休職サバイバル術』(評者:けけ)

河合南さま(書店店主)


【書評】『マンガでわかる 休職サバイバル術』(評者:河合南)

平光源さま(精神科医)


【書評】『マンガでわかる 休職サバイバル術』(評者:平光源)

實山美穂さま(元書店員)


【書評】休職・復職がテーマのメンタル本2作品を読み比べてみました(評者:實山美穂)

著者 加藤高裕さまよりメッセージを頂きました!

メンタル本大賞®実行委員会
メンタル本大賞®実行委員会
どのような方に読んで欲しい作品ですか? 作品への想いやお伝えしたいことがあれば教えてください。

休職の当事者や経験者、そして彼らを支えるご家族や友人、また所属している会社の上司や同僚、人事労務担当者などに広く読んでいただきたい想いで書かせていただきました。

メンタル不調で悩む方々が多くなり、そういった方々を支える方も多くなっている中で、「休職」というキーワードが、ネガティブに扱われがちであり、「休職をしたらキャリアが損なわれる」「家族に心配をかける」「同僚に色眼鏡でみられるかもしれない」「収入がなくなったら生活できない」などがあります。
できれば休職をせずに乗り切りたいものですが、じっくりと充電が必要な方がおり、そのときに何が起きるかをなるべくリアリティをもってお伝えすることで、よい見通しを予めたてられれば、雨宿りのようにつらい時期を乗り越えることができるのでは?支えることができるのでは?という想いで制作をさせていただきました。

また、企業の中でマネジメントしている方々にも、そういったつらい時期を過ごされている方を包容できるような、また予防できるようないわゆる健康経営を意識していただくことで、より自分たちの価値を高める活動につなげていただけるのではという想いもありました。

本書を作るうえで、疲れているときには文字が目に入ってこないことを考慮した上で、イラストや漫画、そして当事者の目線も加えていただきながら、「難しい」「わかりにくい」を、なるべくライトに表現するように工夫しました。

また、メンタルヘルスに関しては、情報化社会といえども断片化された情報も多いのが現状です。
特に、休職や復職が上手くいかなかった方が広めた情報を受けて、疲労困憊している方や症状のために見通しが悪くなっている方が、これからどうしていいのかわからず不安を抱えていることも多いです。
本書は、そうした方々のために何か助けになることができないかと考えて作りました。

そういった経緯で、独自の目線ではありますが、20年以上の診療の経験や約15年の産業医としての経験をもとに、一般化できるような内容をお伝えすることで、働く人々に今後のよい見通しを立てていただき、勇気をもって治療を受けたり、そういう方を期待をもって支えたりしてもらいたいと思っております。

メンタル本大賞®実行委員会
メンタル本大賞®実行委員会
メンタル本大賞の活動についても何かメッセージがあればぜひお願いします。

「メンタル本大賞」のご活動については、「精神疾患を抱えているかどうかに関わらず、『生きづらさ』を感じている読者に広く【疲れた心が楽になる】本の情報を提供していきたい。」という趣旨の高潔さには感動を覚えます。

人生の中で、誰しもが何回か大きなターニングポイントを迎えるときがあり、そういったときに、自分の気質や環境がどんな影響を与えているかどうかを知った上で大きな決断ができれば、後悔にはなりません。
しかし、そういったことなく、ただなんとなく決断してしまったことで自分が置き去りにされている感覚があるならば、もしくはずっとそんな思いで生きているならば、もう一度「自分探し」をしてみることは、次のターニングポイントで迷わなくなるばかりでなく、よいターニングポイントを引き寄せる可能性があると思います。
そういった情報がどこにあるのか、それを多くの視点から吟味しているこの活動はとても素晴らしい活動だと感じました。

今回のエントリーを通して、より多くの方に本書を知っていただき、誰しもに起きてしまう可能性のあるメンタル不調の「つまづき」を、せめて本書を読むことで「こじらせない」ようにしていただければ幸甚です。

加藤高裕(浜松町メンタルクリニック)

メンタル本大賞®実行委員会
メンタル本大賞®実行委員会
加藤高裕先生
作品への想いの詰まったあたたかいメッセージをいただき、誠にありがとうございます。私たちの活動についても触れてくださり、大変励みとなります。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

おすすめ理由を出版社さまに伺いました!

編集をご担当された阿部泰樹さま(イマジカインフォス *旧社名:主婦の友インフォス)よりメッセージを頂きました。ご協力ありがとうございました。

(質問1)この作品の「読みやすさ」はどのような点ですか?

◆マンガでわかる! イラスト&図表でもわかる!

まずは、何と言ってもマンガを取り入れているところです。
著者である産業医の先生が監修し、実際にメンタルダウンで休職を経験した漫画家さんが、休職から復職までのモデルケースを、わかりやすいコミックエッセイ形式で描いています。
絵柄もやさしいタッチで、負担を感じにくいマンガになっています。

また、マンガ以外にもイラストや図表を使用したり読みやすいデザインを工夫したりと、まずは視覚的に読みやすく、読み物として楽しんでいただけることを非常に重視しました。

(質問2)読んで欲しい読者はどのような方ですか? 読むことでどのようなことが期待できますか?

◆「普通の会社員」が現代を生き抜くための必須知識

何よりも、ごく普通の会社員の方に読んでいただけたらなと思っています。
特殊なケースに頼ることなく、会社員として働くすべての方にとって有用な内容になっていると自負しています。
「働く人の3人に1人がメンタル不調」と言われる現代において、メンタルに不安を抱えている方はもちろんですが、マネージメントや人事を担当する方にとっても、休職と復職の実態を知ることは、非常に有益だと考えています。
編集担当自身も、普通の会社員の一人として自分が知りたい情報を詰め込みました。

本書を読むことで、休職から復職までのイメージが湧くようになります。
単なる精神論に頼ることなく、具体的に休職中に何をして、どんなことに気をつければ良いのか、最も切実なお金の問題を含め、民官に渡るサポート体制まで、休職・復職にまつわるAtoZをくわしく知ることができます。

(質問3)この作品の「オリジナリティ」はどこにありますか?

◆産業医全体の5.1%! 復職率9割の“精神科”産業医が教える休職本

会社員の「休職(復職)」ということに特化した本は、今までにないものだと思います。
しかも、専門書や単なるマニュアル本ではなく、読み物としてもおもしろくなるように構成しました。

そして何と言っても、複数の企業で実際に産業医として多数の休職・復職を担当し、復職率9割という実績のある著者だということです。
また、産業医の中で精神科が専門の医師は、全体の約5.1%しかいません。
精神科医の視点で最大限にメンタルケアを重視しつつ、現実に則して会社員の実際に寄り添ったアドバイスになっています。

また、マンガについても、ご自身が実際に休職を経験し、現在も会社員として働く漫画家さんよって、やさしくもリアルな目線で休職・復職のエピソードを描いています。
とにかく、著者・漫画家・編集者ともに、休職・復職の実態を体感しているメンバーで作り上げた本になっています。

(質問4)この作品の企画背景・執筆意図、読者に伝えたい想いなどおすすめしたい理由を熱く語ってください。

◆ネガティブなだけじゃない! 休職の実態とノウハウを伝えたい

ここ数年は、コロナ禍の影響もあって、働きながらメンタルに不安を抱える人が急増しています。
そして、会社員としてメンタルダウンした人は、結果的に転職や退職を与儀なくされているケースが多いというのが実情です。
しかし、労働人口が激減するこれからの時代において、「休職」というオプションは、会社員にとっても、そして企業にとっても、非常に有益な選択肢と言えます。
にもかかわらず、その実態はあまりにも知られていません。
現時点でメンタルに不安がなくても、より良い労働環境を作るため、そして企業として成果を出すために、働くすべての働く人が知っておくべき内容だと考えています。

メンタルダウンや休職は、とかくネガティブな印象がつきまといます。
もちろん歓迎されるべき状態でないことは確かなのですが、休職によって結果的によりポジティブな状態で復職したケースというのも、多数存在します。
そうした例を挙げながら、すべての会社員が希望をもって将来のキャリアを描ける一助になれば良いと思い、関係者一丸となって作り上げた本になっています。

最後に、この本を作るに当たって、たくさんの休職経験者や、企業の現場で働いたり復職支援の現場で活躍する方に取材をさせていただきました。
その方々の想いも含めて、読者のみなさんに届くことを心より願っています。

(質問5)メンタル本大賞は選考観点のうち「しんどい・生きづらいと感じている方へのメッセージのあたたかさや優しさ」と「メンタルヘルスの啓蒙活動に対する協力姿勢」を重視しています。

メンタル本大賞®2023 選考観点はこちら

◆本当の意味での「あたたかさ」とは何か?

共感致します。
メンタルヘルスについては、特に企業内では、セクハラやパワハラといった非常にセンシティブな問題が内在するケースも多く、事例の多さに反して情報が不足しています。
感覚的にタブー視している同僚や上司も多く、当事者にとって、なかなか周囲に相談しにくい環境も少なくありません。
まずは情報を知ってもらうこと、そのためにどうやって伝えるか、という考えのもとに、今回エントリーさせていただきました。

また、会社員にとって、メンタルヘルスの問題は、自身の生活やキャリアがかかっているため、単純に体調が回復すればすべての不安が解消されるわけではありません。
体調を最優先に考えつつも、その中でどう生活を維持し、キャリアプランを描くかという、非常にバランス感覚が求められる問題でもあります。
だからこそ、本当の意味で悩みに寄り添うあたたかさを大事にしたいと思っています。

メンタル本大賞へのメッセージ

素敵な賞を企画していただきまして、誠にありがとうございます。
自分で担当してみて、今まで以上に「メンタル」に関する周囲の声(不安や、興味関心)が聞こえるようになってきて、時代に求められているジャンルだなと再認識しています。
選考の作業も大変かと思いますので、ご自身の体(と心)もご自愛くださいませ。

読者投票コメント

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読者投票コメント

この本はまだ読んだことがありません。私の参考になる気がして興味があります。(コチカ)

いざというときのため読んでみたいと思いました(ユージ)

休職のリアルを漫画で読むことが出来たら、気軽に学べると思いました。(タロウ)

休職したい、しないと無理っていう状況が訪れることもあると思いますが、そんな状態に追い込まれたときに拠り所になるのでは、と思い、読みたいと思いました。しかもマンガなので分かりやすそうです!(しゃうまる)

働きたくても鬱や適応障害で働けない人への役に立つ書籍だと思ったから(スノーキャンディー)

休職中の家族がいますので、よんでみたいと思いました。休職し始めた時に休職経験者に話を聞いてみたりもしましたが、復職までの道のりも様々でした。深いところまで話を聞けなかったり、リワーク経験者が周りにいなかったりしたため、こういう本を早い時期から読んでみたかったです。(カーマイン)

やはりマンガで手軽に読めそう。(ぴいおん)

タイトルから面白そうで読んでみたいと思った(ききのこ)

マンガは作者の伝えたい意図がより分かりやすく入ってくると思います。(マチルダ)

いまうつで休職中なので、復職へのヒントになればと読みたい本。(おみみ)

こちらの作品もいかがですか?

『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』

この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ
井上智介 著
WAVE出版
2021年9月発売

「メンタル本大賞2022」<最優秀賞>作品
詳しい作品紹介・実行委員会コメントはこちら

『「会社行きたくない」気持ちがゆるゆるほどける本』

「会社行きたくない」気持ちがゆるゆるほどける本
加藤隆行 著
小学館クリエイティブ
2021年4月発売

「メンタル本大賞2022」ノミネート作品
詳しい作品紹介・実行委員会コメントはこちら

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
汐街コナ 著/ゆうきゆう 監修
あさ出版
2017年4月発売

メンタル本大賞発起人(成瀬)推薦作品
詳しい作品紹介はこちら

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