「メンタル本大賞®」プレゼンテーション資料

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メンタル本大賞®2023概要はこちら

プレゼンテーション資料(図解)を用いて、「メンタル本大賞®」の設立趣旨について、より詳しくご説明させていただきます。

【ご注意】
創設時に作成した内容ですが、明らかに事情が変わってしまった部分については元の文章を残しつつ追記説明しております。

企画背景

背景① 生きづらい人が増えている

  • 精神疾患の患者数は 419.3万人(2017年)
    15年前と比較して約1.6倍に増加
  • 100人のうち2~3人が精神疾患を患っている状況
  • 自殺者数(精神疾患以外の理由含む)は 2.0万人(2020年)

(出典)精神疾患の患者数は厚生労働省「患者調査」、自殺者数は警察庁「自殺統計」をもとに作成

背景② 生きづらい人が抱えている問題

「生きづらさ」を感じている人は、以下のような問題(さまざまな要因が連鎖)を抱えており、精神疾患を招き、自殺にまで追い込まれてしまう可能性があります。

<参考> 自殺の原因や背景

  • 経済・生活問題(生活苦、多重債務など)
  • 家庭問題(夫婦関係の不和、家族の将来悲観など)
  • 男女問題(失恋、その他交際の悩みなど)
  • 学校問題(学業不振、その他進路の悩みなど)
  • 勤務問題(仕事疲れ、職場の人間関係など)
  • 健康問題(うつ病、身体の病気など)

(出典)警察庁「令和元年中における自殺の状況」資料をもとに作成

昨今、地震や台風などの自然災害が増え、更には感染症の流行など、想定しえない急激な困難や社会変化の脅威にさらされ続けている状況と考えています。

背景③「メンタル本」が探しにくい

「生きづらさ」を感じている人が【心が楽になる】本を探そうとする場合、これらの本はさまざまなジャンルに散らばっているため、探しにくい現状があります。

【心が楽になる】メンタル本が取り扱われているジャンル例

  • 健康
  • 心理学
  • 医学
  • エッセイ
  • 漫画、コミック
  • 自己啓発

※学術寄りの専門書、ビジネス書として扱われている場合あり

売れている「メンタル本」は書店で平積みされていたり、ベストセラーランキングに掲載されたりするので目に付きやすいです。しかし、大半の「メンタル本」は書店員により、扱われ方(並べられる場所)が異なるので、読者にとっては探しにくいテーマの本と言えそうです。

現在はかなりの点数の「メンタル本」が書店さまに並び、メンタルをテーマにした本の棚が作られて探しやすくなってきましたが、メンタル本大賞®を創設した2021年は上記のような状況でした。【2024年7月4日追記】

参考:書店さまへのご案内ページ

仮説:「メンタル本」が生まれにくい

1日に生まれる新しい本は約200点と言われています。

ベストセラー本を除き、読者が【探せない=買えない】ということは、作り手の出版社にとっては【作りにくい】、売り手の書店にとっては【並べにくい=売りにくい】テーマであると推察されます。

出版社が【作りにくい】テーマであれば、著者への執筆オファーはおのずと少なくなるのではないでしょうか。

結果として、売れっ子著者に執筆のオファーが集中することが想定されます。売れっ子著者ほど、多忙でじっくり執筆時間を割けないとすれば、良書が生まれにくいテーマであるという仮説が立ちます。

この状況は「生きづらさ」を感じている人(読者)に届けたいメッセージが届かない、不幸な負のスパイラル(構造)に陥っていると考えられます。

メンタル本大賞®の創設前は考えられなかったことですが、読みやすい「メンタル本」が増えて書店では棚が作られるようになりましたので、【並べにくい=売りにくい】という状況は一変したと考えています。

逆にあふれんばかりに続々と「メンタル本」の新刊作品が登場している現在は、読者が目にしないまま新刊作品が書店から消えてしまうような事態が起きつつあるように思います。【2024年7月4日追記】

「メンタル本大賞®」がめざす社会貢献

詳しくは後述しますが、「メンタル本大賞®」サイトは「メンタル本」のポータルサイトを目指しています。

<書店・出版社・著者>
「メンタル本大賞®」(読者とメンタルヘルスの専門家)により、良書であることのお墨付きが与えられます。その結果、【心が楽になる】テーマの「メンタル本」がジャンルとして認知されて、「メンタル本」が売りやすく(作りやすく・書きやすく)なり、読者が増えることを期待しています。

<メンタルヘルスの専門家>
医師・カウンセラーなどの方々には、選考委員として「メンタル本大賞®」受賞作品の審査に携わっていただきます。各選考委員の個別ページにて、ノミネート作品の評価だけでなく、ノミネート外の推薦作品をコメント付きでご紹介いただきます。なお、好感度の高かった方(有益な情報をご提供いただいた方など)を「選考委員MVP賞」として表彰予定です。

<「生きづらさ」を感じている人>
「メンタル本」の良書を読むこと、(「メンタル本大賞®」の活動に熱心にご協力いただけるような)医師やカウンセラーの方々の支援により、「生きづらさ」を感じている人の治療や回復がスムーズにいく可能性がアップすることを期待しています。

「メンタル本大賞®」がめざす社会貢献

「生きづらさ」を感じている人が元気になって、苦しんでいる人を助ける側にまわれるとしたら、救える命(元気になる人)が増えることにつながると考えています。

働けなかった人が働けるようになれば、日本の経済成長に貢献することにつながり、救える命(元気になる人)が増えれば、結果的に幸福感を感じる人も増えて、国の財政を圧迫している医療費の削減にもつながる可能性があります。

書店・出版社・著者などの本の仕事に携わる方々、メンタルヘルスの現場で患者やクライアントに直接向き合っている、医師やカウンセラーなどの専門家の方々のご協力が得られれば、上記の社会貢献につながると考えています。

※更なる将来展望はこちら

「メンタル本大賞®」のねらい

「メンタル本大賞®」のコンテストにより、「メンタル本」というワード(ジャンル・テーマ)の認知を広めたいと考えています。

最終的には、単なる受賞作品の紹介サイトのみならず、「メンタル本」の良書がコンテストの回数を重ねるにつれて、また選考委員が増えるにしたがって、良書の情報が蓄積されていく「メンタル本」のポータルサイトとして育っていくことを期待しています。

「メンタル本」の良書を紹介するページ(入口)の例

選考委員による推薦作品の紹介は、売れずに埋もれてしまった既刊の良書を発掘することにつながり、再びクローズアップされます。読者にとっても、出版社・著者にとってもWinWinの試みと考えています。

メンタル本大賞®の創設前、検索サイトで「メンタル本」というキーワードを入力してもその名を使っているサイトは見つけられませんでした。

現在は「メンタル本」と言えば「メンタル本大賞®」という次元にはまだ至れておらず、認知度も胸を張れるものではありませんが、Googleで「メンタル本」と入力するとメンタル本大賞®サイトが3番目に表示されるレベルまで上がってきたことは嬉しい限りです。

「メンタル本」というワード自体はかなり世の中に浸透したと実感しております。【2024年7月4日追記】

「メンタル本」ジャンルの確立メリット

「メンタル本大賞®」というコンテスト、および「メンタル本」というワード(テーマ)の認知により、書店のコーナー作りにつながることを期待しています。また「メンタル本」がジャンルとして確立されれば、ベストセラーのランキング情報の提供も(将来的には)可能になると考えております。

参考事例:幕張 蔦屋書店さまの「メンタル本コーナー」展開

ターゲット・スタンス

当サイトの基本スタンスは各ページの一番下に記載のとおり、「早めに医療機関やカウンセラーに相談してください」です。「メンタル本」の紹介により、悩みや状況の改善をお約束するわけではございません。

「メンタル本」は治療の手段では決してありませんが、【心が楽になる】手助けになれる可能性があると同時に、医療機関・カウンセリング受診における知識を得る際の有効な情報源にはなり得ます。

当サイトに訪れる方へのご案内については、プライバシーポリシー・免責事項の記載を含めて、慎重な情報提供を心がけます。

関わる方々のベネフィット

① 生きづらい人のベネフィット

「生きづらさ」を感じている人は、インターネットの情報に頼りがちです。いざ本を読もうとしても、どの本を読めばいいか分からない、そもそも本を読む気が起きない人も少なくありません。

インターネットの情報は、(不特定多数の)本のレビューを含めて、情報の信頼性に懸念があります。

「メンタル本大賞®」サイトでは、読者投票の結果を見れば【心が楽になる】(なった)人のオススメ本が分かりますし、選考委員の推薦作品を見れば、専門家の立場で「生きづらさ」を感じている人に読んで欲しいオススメ本が分かります。

本を読むことに負担を感じている人にとっても、読みやすい(例えばイラストが多い)本に出会えますし、本を読むことがきっかけとなり、治療や回復が進む可能性が高まるかも知れません。

② 協力者ベネフィット(書店)

参考:書店さまへのご案内ページ
参考:幕張 蔦屋書店(千葉県)インタビュー

「メンタル本大賞®」の実現により、「ノミネート作品」、「大賞受賞」などのお墨付きが得られるので、書店で「メンタル本」を打ち出しやすくなると考えています。

来店客に「メンタル本」を手に取ってもらいやすくなりますし、売り上げアップにつながることを期待しています。

③ 協力者ベネフィット(出版社)

書店で「メンタル本」の売り上げが伸びれば、出版社にはじっくりと新刊作品を作るための余力(お金・時間)が生まれるのではないでしょうか。

特に、利益率の高い既刊作品が再び売れる可能性を秘めており、再発売や海外向けの翻訳なども進めやすくなることを期待しています。

新刊作品については、著者や編集者のインタビューなどのコンテンツを「メンタル本大賞®」サイトでご紹介することにより、話題作りのお手伝いができるのではないかと考えています。

参考事例:【既刊のご紹介事例】あさ出版さま
参考事例:【新刊のご紹介事例】小学館クリエイティブさま

④ 協力者ベネフィット(著者)

「メンタル本大賞®」サイト上での紹介(お墨付き)があれば、新刊・既刊問わず売り伸ばせる可能性があると考えています。

著者にとっては知名度や印税収入のアップにつながり、新たな執筆オファーがくる可能性が出てくるのではないでしょうか。

結果として、ゆとりが生まれて、よりじっくりと執筆に取り組めるようになることを期待しています。

既刊本が売れて、ロングセラー率が高まれば、(出版社の取り組み変化次第ではありますが)短納期でのオファーが減る可能性も考えられます。

⑤ 協力者ベネフィット(医師・カウンセラーなど)

患者やクライアントの認識・知識不足もあり、限られた応対時間では「なかなか元気にならない」といった状況も少なくないのではないでしょうか。

患者やクライアントに限らず、接している医師やカウンセラーの方々は、非常にストレスフルな状況に追い込まれていると推察します。

「メンタル本大賞®」へのご協力の結果、元気になる人が増えて、やりがいや充実感を感じてもらえるようになることを期待しています。

「メンタル本」を読んでもらうためのステップ

「生きづらさ」を感じている人は、「読書がつらい」あるいは「本探しにウンザリ」と感じているかも知れません。

まず「メンタル本大賞®」のサイトを見てもらうには、魅力ある価値の高いコンテンツであることが前提であり、そのためには出版社・著者、医師やカウンセラーなどの協力が欠かせません。

読者に投票してもらうためにも、「メンタル本大賞®」サイトには、高い集客力が必要となります。

おかげさまで、出版・書店業界関係者やメンタルヘルスの専門家の方々だけでなく、読者の方からもメンタル本大賞®を評価・応援してくださるメッセージを多数頂戴しております。こちらに掲載しておりますのでご参考ください。【2024年7月4日追記】

ご協力のお願い

各々の方々がベネフィットを享受するためには「メンタル本大賞®」サイトが【価値の高いコンテンツサイト】であることが重要です。

下記の方々のご協力をお待ちしております。

出版社さま
(できれば編集者の方)
貴社発売の作品についてのアンケート(読者ターゲットや企画に込めた思いなど)にご協力ください。詳細につきましては個別にご相談させていただきます。
(例)CCCメディアハウスさまインタビュー
著者さま 執筆作品についてのアンケート(執筆背景や作品に込めた思いなど)やインタビューなどにご協力ください。詳細につきましては個別にご相談させていただきます(可能でしたら③もお願いします)。
(例)根本裕幸さまインタビュー
メンタルヘルスの専門家の方(医師、カウンセラーなどの方) 選考委員として、ノミネート作品の審査および「生きづらさ」を感じている人向けの推薦作品(オススメ本)の紹介にご協力ください(詳細はこちら)。
(例)中越裕史さま(公認心理師)
図解が得意な方 ノミネート作品および選考委員さまによる推薦作品の図解化にご協力ください。ご興味のある方はお問い合わせフォームの題名欄に「図解サポーター」とお書きの上、メッセージをお送りください。数日中にご返信させて頂きます。
その他ご賛同いただける方 「メンタル本大賞」の認知、情報拡散にご協力ください。X(旧Twitter)Facebookのフォローもぜひ宜しくお願いいたします。

当大賞の活動にご興味がおありの方、お手伝いいただける方、また協賛・協力をご検討いただける企業・団体及び個人の方は、X(旧Twitter)もしくはお問い合わせフォームにてお気軽にメッセージをお寄せください。

改訂:2024年7月14日
初掲:2021年2月7日
メンタル本大賞®実行委員会

当サイトは、日常生活において「しんどい」「生きづらい」と感じている方向けに【心が楽になる】書籍のご紹介を目指しておりますが、お読みになる方の悩みや状況の改善をお約束するものではございません。ご自身の責任においてご利用ください。
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こころの病気は誰にでも起こります。
不調やストレス症状が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関やカウンセラーに相談してください。

相談できるところはたくさんあります。
厚生労働省|まもろうよこころには、相談窓口についての情報が掲載されていますのでご参考ください。