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【PART2】『「会社行きたくない」気持ちがゆるゆるほどける本』著者・編集者インタビュー

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「会社行きたくない」気持ちがゆるゆるほどける本
加藤隆行 著
小学館クリエイティブ
2021年4月23日発売

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インタビュー PART2

デザイン変更の意図は?

― ところで、本作品の編集担当は、過去2作品を担当された酒井さんではなかったのですね?

寺澤さん(小):
ちょうど2作目(2020年8月発売)が出た頃に、私が小学館クリエイティブに中途入社しまして。
酒井から引き継いで、フォローしてもらいながら進めていきました。

― 実は本作品の表紙を見て驚いたんですが、過去2作品と雰囲気がだいぶ違いますね。
過去2作品の反響もふまえて、酒井さんから何かアドバイスをされたのでしょうか?

酒井さん(小):
いや、まったく。

(一同、大爆笑!!)

― そ、そうでしたか(汗)

ピンクが使われているので女性の方も手に取りやすそうですね。
酒井さんは、本作品の仕上がりをどう思われますか?

酒井さん(小):
とてもいい本に仕上がったと思います。
過去2作品で、自ら相手を信頼することの大切さを学びましたので……。
今回は寺澤を全面的に信頼して任せました。
「相談があれば乗るから、自分のやりたいようにやって欲しい」とだけ伝えて。
基本的に口出しはしませんでした。

― うわぁ、そんな上司のもとで働きたいですね……

寺澤さん(小):
非常にやりやすかったです。
困ったときには要所要所で相談に乗ってもらえましたし、のびのびと仕事ができました。

酒井さん(小):
正直言うと、人を信頼して任せることって難しいな、と改めて思いました(笑)
でも、加藤さんを入れて3人で打ち合わせをしてしまうと、差し支えあるでしょうし……。
とことん、寺澤に任せることにしました。
親が子供を育てるときに、なるべく親の目の届かないところにやるような……。
そんな心境で見守っておりました。

― 1作目のインタビューでも感じたことですが、酒井さんと関わる方との間には何か強い信頼関係のようなものを感じますね。

1作目インタビュー(加藤さん酒井さん)もぜひお読みください。

(左から1作目、2作目、3作目)

― 改めて、今回のデザイン変更にはどのような意図があるのでしょうか?

寺澤さん(小):
過去2作品は、ビジネス本のオーソドックスなデザインでした。
「無敵」という言葉がドーンと大きく前面に出ていて、男性向けな雰囲気に仕上がっています。
3作目の『ゆるゆる』は、女性や若者も含めた会社で働く皆さんに手に取っていただきたかったので、テイストを変えました。
本文でも「ゆるゆるほどける」という言葉が使われておりますし、デザイナーには「やわらかい、ポップなイメージで」とお願いしたんです。

― 「ゆるゆる」って言葉、女性は好きなんですよ(笑)

どのような時にどの作品を読むのが効果的?

― ところで、1作目は紙よりも電子版のほうが圧倒的に売れて、自社の全書籍の電子版のなかで売り上げトップを飾ったとお聞きしました。
この3作品は、どのような時にどの作品を読むのが効果的でしょうか?

酒井さん(小):
「明日会社行きたくない」というシチュエーションでネット検索して、3作品とも出てきた場合は、今回の3作目をおすすめしたいです。
たとえば、行きたくない理由が「上司に会いたくない」だとすれば、60個のケースの中に何らかのヒントが書かれているので。
切羽詰まっているときは、ぜひ『ゆるゆる』を読んで欲しいですね!

即効性のある「実践編」の本

― それほど即効性のある本なのですね!
加藤さんはいかがですか?

加藤さん:
実を言うと、2作目の後「出し切った」と感じて満足していたんですよ。
読者の方からも好意的なコメントをもらって嬉しかったですし……。

でも、カウンセリングのたびに「私の状況にはどうやって適用したらいいのでしょうか?」と頻繁に訊かれたんです。
「いいこと書いてあるな」と読者の方が感じても、それを自ら適用するのが難しいことに気づきました。

― その気づきが今回の『ゆるゆる』に活かされてるんですね?

加藤さん:
1作目は「理論と行動」がテーマなので、理屈好きの人や「自己肯定感」をどう育んでいったらいいかを知りたい方に効くと思います。
2作目は、苦しんだ経験があって、すでに自己受容ができている人には響くと思いますし、職場に限定していないので、女性も含めて幅広い層に読んでいただけると思います。

今回の『ゆるゆる』は、最初に「実践編」と言いましたが、1・2作目に書かれている手法や解説をケースに落とし込んだ形です。
人間関係の一時的な対処法ではなくて、実践すればするほど「自己肯定感」が育っていくように、心がけて書きました。

寺澤さん(小):
『ゆるゆる』の魅力は、「明日すぐに使える」ところだと思います。
「どうしても仕事を断れずドツボにはまる」「部下に何か言うとハラスメントと言われる」などの具体的なケースが60個紹介されています。

自分の考え方、心のクセを少し変えるだけで、明日会社に行くのがすぐにラクになる!
難しい理論ではなく、ちょっとした心がけでラクになる!

ライトに読めるし、「すぐに役立つ」点が『ゆるゆる』の一番のアピールポイントですね。

PART3(最終回) につづく
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