ノミネート作品紹介
「メンタル本大賞®2024」ノミネート作品一覧
「メンタル本大賞®2023」ノミネート作品一覧
あなたの「しんどい」をほぐす本 Poche 著/もくもくちゃん イラスト KADOKAWA 2022年12月発売 |
2022優秀賞『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL 著、おさつ イラスト)の編集をご担当された平井榛花さん(KADOKAWA)が手がけた作品です。
表彰レポート
もくもくちゃんさま イラスト入り直筆メッセージ
イラストをご担当されたもくもくちゃんさまより、受賞トロフィーのイラスト入り直筆メッセージのお写真をいただきました。
今後ともさまざまな形の作品、メッセージを読者に届けてください。楽しみにしております。ありがとうございました!
もくもくちゃん公式サイト (mokmokchan.jp)
浜口順子さま(タレント)からのメッセージ
メンタル本大賞®創設の2021年から応援いただいている浜口順子さまよりメッセージをいただきました!
2023ノミネート作品を読み比べてみました!(評者:浜口順子/タレント)
作品紹介コンテンツ
書評・審査コメント
きょうさま(製薬会社 主任研究者)
川本義巳さま(公認心理師&メンタルコーチ)
【書評】『あなたの「しんどい」をほぐす本』(評者:川本義巳)
古山有則さま(メンタルトレーナー)
【書評】『あなたの「しんどい」をほぐす本』(評者:古山有則)
實山美穂さま(元書店員)
【書評】『あなたの「しんどい」をほぐす本』(評者:實山美穂)
一條仁さま(社会福祉士)
河合南さま(書店店主)
著者 Pocheさまよりメッセージを頂きました!
「頑張っているのに、うまくいかない」
「何をどう頑張ればいいのか、分からなくなった」
「頑張っても何も変わらない」
「頑張ることに疲れてしまった」
「なんだか、毎日しんどい」
「なんとなく毎日が楽しくない」
そんなふうに日々感じている方に、手に取ってもらうことを願って書き上げました。
編集者の平井さんと目指したのは、「頑張らずに読める本」。
なぜなら、この本を手に取る人はきっと、頑張り屋さんだからです。
つらかったり、しんどかったり、悲しかったり、疲れていたり…。
本当ならもう何もできなかったり、何もしたくないような状況で、「本を読む」という選択肢をもつのは、頑張り屋さんだから。
子どもの頃から、頑張って何かを乗り越えてきたり、乗り越えようとしてきた人なのです。
「しんどい心をほぐす」ために必要なのは、もっと自分に優しくすること。
だからこそ頑張らずに読める工夫を3つ、この本に詰め込みました。
1つめ。
どこから読んでも大丈夫。
「1回読み始めたら最後まで読まななきゃ」と頑張りすぎないように、1つ1つの内容を完結させています。
2つめ。
文字を読む元気がない時こそ、開いてみてほしい。
言葉の受け取り方は、心や体の状態によって変わります。
大好物の食べ物が、胃の調子の悪い時には負担になってしまうように、
「良い言葉」「優しい言葉」も体調の悪い時には負担になってしまうことがあるのです。
そこでこの本では、1テーマごとに「イラスト+メッセージだけ」のページを設けました。
心や体が疲れている時には、パラパラと本をめくり、目に留まったイラストとメッセージだけをみられるようになっています。
3つめ。
ルール化。
頑張らずに読むために、本の中に小さなルールを設けました。
それは「イラストを左側に入れる」ということ。
あちこちにイラストがあると視線が疲れてしまいやすいので、「頭を休めながら読む」ための工夫としてイラストの配置位置を固定しています。
「メンタル本を必要としない世の中になってほしい……それが私たちメンタル本大賞実行委員の願いです」
という設立趣旨の言葉に、深く共感しました。
何か大きな出来事だけが、心の不調につながるのではありません。
多くの場合は、日々の小さな我慢やストレスが積み重なって、「ついに」心の不調になります。
今の世の中は、簡単に情報が手に入ります。
たとえば、ストレスが溜まってしんどい時。
スマホで「ストレス 解消方法」と調べれば、たくさんの方法が見つかります。
でも、簡単に情報が手に入ってしまうからこそ、信憑性のない情報にふりまわされ、あれこれと頑張りすぎて逆に心身のバランスを崩してしまう……このことをいちカウンセラーとして実感しています。
(特にコロナ禍になって、この傾向は非常に顕著になりました)
「メンタル本大賞のサイトに紹介されている本を読んでみたら?」と言えるようになれば、「頑張りすぎて情報に疲れてしまう人」が減らせるのではと期待が高まります。
カウンセラーとしての立場からはもちろんのこと、メンタル本大賞で紹介される本を心待ちにしている、いちファンとして、いち読者としても、今後の活動を楽しみにしております。
心のこもったメッセージをいただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。大変励みとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
おすすめ理由を出版社さまに伺いました!
編集をご担当された平井榛花さま(KADOKAWA)よりメッセージを頂きました。ご協力ありがとうございました。
(質問1)この作品の「読みやすさ」はどのような点ですか?
企画段階から、私(編集)の希望を著者にお伝えし、「頑張らずに読める」ことをテーマに以下の工夫を行っております。
- 全35テーマを収録していますが、すべてのテーマにおいて1つずつ内容が完結しているので、気になるテーマだけ読む/どこから読んでも大丈夫なように設定しています。
また、ぱっと見でテーマがわかるように、目次に収録する大見出し名も工夫しました。(例)
・ひとり反省会で悩むのは、あなたが頑張った証拠
・「できる=やらなきゃ」じゃないと知ろう
・人のことを嫌いでも苦手でもいい。意地悪しなければ十分優しい - 「本文を読むのすらしんどい」という人のことを考えて、テーマの末尾には必ず「1イラスト+1メッセージ」を収録しています。
しんどいときはパラパラとめくるだけで、もくもくちゃんの可愛いイラストと、Pocheさんの温かいメッセージが目に入ってきます。
また、イラストの配置が右ページだったり左ページだったりすると読者が混乱するので、「1テーマ=4ページ」「必ず左ページにイラストが入る」というように、完全にフォーマット化してルールを統一しています。
(質問2)読んで欲しい読者はどのような方ですか? 読むことでどのようなことが期待できますか?
日々いろんなことに頑張りすぎてしまって、「しんどいな」という気持ちを抱え込んでしまっている読者さんに読んでいただきたいです。
そういった方々は、既に十分頑張っているのに「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めてしまいがちなので、「もっと自分に優しくしていいんだよ」ということを本書でお伝えしたいです。
(質問3)この作品の「オリジナリティ」はどこにありますか?
「SNSで人気のカウンセラー・Pocheさん×心が柔らかくなるイラストを描く実力派イラストレーター・もくもくちゃん」という夢のタッグを実現できたことが、本書の最大のオリジナリティです。
また、「ほぐす」というタイトルのワードチョイスも、今までありそうでなかったものかと思います(タイトル付は、書店の棚写真をいくつも撮影して、著者さんと編集で色んなワードの組み合わせを考えました)。
本書を読むことで、しんどい心と体がゆるっとほぐれると良いなという願いを込めています。
(質問4)この作品の企画背景・執筆意図、読者に伝えたい想いなどおすすめしたい理由を熱く語ってください。
前年に受賞をいただきました、『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL 著、おさつ イラスト/KADOKAWA)を編集した後に企画したのが本書です。
『がんばらないことを~』は想定よりも多くの読者さんに手に取っていただけて、「がんばりすぎ」な読者さんが多くいることを改めて感じました。
ただ、想定読者層を「若手社会人の方」だと考えて企画・編集していたため、どうしても漏れてしまっている読者さんがいらっしゃるのではないか…とも思っておりました。
そこで、『がんばらないことを~』とは別のパッケージで、心や体がしんどい人向けの本を作りたいと思いました。
そうしたタイミングで出会ったのがPocheさんのツイートです。
心理カウンセラーという立場から、明快で優しくメンタル不調を解きほぐすような発信をされているのが目に止まり、「ぜひこの方の書籍をつくりたい!」と思いました。
イラストをつけるというのも当初から考えており、ぱっと結びついたのがもくもくちゃんでした。
本書で伝えたいことは、帯キャッチに入っている「もっと自分に優しくしても大丈夫。」に尽きます。
ぜひもくもくちゃんの可愛いイラストと、Pocheさんの言葉でほっと一息ついていただけると嬉しいです。
(質問5)メンタル本大賞は選考観点のうち「しんどい・生きづらいと感じている方へのメッセージのあたたかさや優しさ」と「メンタルヘルスの啓蒙活動に対する協力姿勢」を重視しています。
はい、もちろんです。前年受賞させていただき、実行委員会様の姿勢に共感したからこそ、本年もエントリーしたく存じます。
メンタル本大賞へのメッセージ
素敵なお取り組みをありがとうございます!
去年受賞された著者様は、「こうして本書のことが形に残るのは嬉しい」と喜んでくださっていました。
トロフィーやHPのご準備など大変かとは存じますが、そのように著者や出版社側の励みになっております。
ぜひ今後も引き続いていただけると嬉しい限りです。
読者投票コメント
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読者投票コメント
自分に優しくすることと甘やかすことの違いがよくわからないので、とても内容が気になりました。また表紙がやわらかい印象なのがとても好ましく感じました。(ささかま)
このイラストのイラストレーターさんが好き書いました。読んでいてホッとしました。(N)
タイトルのほぐすというところが、とてもいいネーミングで時折感じるシンドさ、どうやったらほぐせるのだろうかと気になります。(ひろりん888)
がんばるのは続かない、うまく生きたいわけじゃなく、自分を生きたいから、しんどいを、減らしたい(まぁちゃん)
癒されそうなので(フミ)
イラストの脱力感と題名です。本屋さんで見かけたことがなかったのでぜひ、手に取ってみたいです。(ばんさん)
表紙のかわいらしさから、読まずともほっこり包まれる気持ちになったので読んでみたいと思いました。(かめころちゃん)
疲れたときにパラパラめくるだけでも癒されそうな内容だったので。(ダイキチ)
常にしんどい思いをしてきたので、読んで癒されたいです。頑張っているのに成果がでない事が多く、落ち込んでたので、頑張らないで読める本。読みたいなと思いました。(りさわ)
こちらの作品もいかがですか?
『セルフケアの道具箱』
セルフケアの道具箱 伊藤絵美 著/細川貂々 イラスト 晶文社 2020年7月発売 |
「メンタル本大賞2022」<大賞>作品
詳しい作品紹介・実行委員会コメントはこちら
『ココロちゃんの取扱説明書(トリセツ)』
ココロちゃんの取扱説明書(トリセツ) 古山有則 著 あさ出版 2021年12月発売 |
「メンタル本大賞2022」<優秀賞>作品
詳しい作品紹介・実行委員会コメントはこちら
『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方』
しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方 きい 著/ゆうきゆう 監修 KADOKAWA 2020年3月発売 |
「メンタル本大賞2021」ノミネート作品
詳しい作品紹介・実行委員会コメントはこちら